日記/2017-12-11 のバックアップソース(No.2)

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#author("2017-12-11T20:33:25+09:00","-","-")
**雑記:何を描きたいのかを絞ることが寛容。 [#qef76993]


今期のアニメ「十二大戦」。~
決して傑作だとはいいませんが。~
友瀬的に『気持ちいい』つくりになっていて、結構評価高いです。

群像劇にありがちな問題を、非常にうまくさばいていると思います。

最近の類似作品だと、魔法少女育成計画にも通ずるかな。

#region(→続きを読む。)


十二大戦を見ていない方のために、かんたんに書くと。
-12人の戦士によるバトルロイヤル。
-一種の代理戦争で、12人はいわゆる『殺し屋』たちばかり。
-だいたい「1話1人」の深堀をしている。

で、友瀬が評価しているのは『殺し屋らしい戦い』になっている、という話。

バトル系作品の主流って、その戦闘をどう立ち回るか、というところの描写になっていることが多いです。~
よくある・一般的なバトル作品の展開は、以下のような起承転結になってます。
-起。「読者初見」になるキャラ登場&その見せ場。
--多くの場合、敵の行動で、味方が被害を受ける。
-承。 相応のガチ戦闘。
--大体の場合において、敵側優勢。~
ただ、次の転のための布石にはなってたりする。
-転。戦いの転機。
--理由は、まあさまざま。~
駆け引きの結果での優劣発生だったり、敵の弱点発覚だったり、予想外の事故だったり。
-結。文字通り決着。

# 最近のバトル漫画は、1戦中に上記の承・転が何度も繰り返されて『だれる』傾向があるのですが、それは別の話で。

上記のような起承転結、『戦闘』の表現としては確かに妥当ですが。~
十二大戦のような環境の場合、ちょっと微妙です。~
なぜならば、彼らの多くは『ファイター』ではなく『アサシン』なので。~
わかりますよね。~
正面からガチでぶつかるファイター同士ではないんです。~
一撃で倒して立ち去る、アサシン同士なんです。

実際、「十二大戦」の戦闘では、大体『戦闘になったらほぼ一瞬で』勝負がついています。~
例外もあるにはありますが、少なくとも10話(==10人脱落)の段階で長期戦になったのは2戦だけ。~
しかもそのうち1戦は『引き分けることで勝つ』戦略の人物が関わる==必然的に長期戦になるもの。
そういう『らしさ』を、友瀬は評価しています。
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で。バトル作品で戦闘シーンが短いのに、1話1人となると、残りの時間では何を描いているのか。~
答えは『登場人物の過去』です。~
どういう経緯で『育って』『名を知られて』『十二大戦に参加したか』が語られる。~

別の言い方をすると、十二大戦の各話は。~
『当番回のキャラ』を主人公とした、その人物が如何に生きたかを描く話になっています。~

『誰にでも理由・背景がある』というのは、群像劇的作品では頻繁に話題になること。~
でも、ここに前述の『実戦闘は一瞬』という話が大きく効いてきます。~
そう、十二大戦は『バトルものではない』んです。『人間ドラマ』なんです。~

多くのバトル作品では、特に長期連載の結果群像劇になってしまったタイプでは、このあたり苦戦するんです。~
戦闘の途中で長い回想シーンを織り込んで。~
それが終わったら終わったで、長いバトル内駆け引きが繰り広げられる。~
1戦闘を終わらすのに週刊連載で1ヶ月異常かかるのがザラ、ってのは、正直どうかと思うわけですよ。

・・・時代が違うといえばそれまででしょうが。~
この観点において『リングにかけろ』は参考にすべき作品だと思うよ。~
あの敵・味方の『濃い』話は事前にいろいろ描いて。~
でも、戦闘パートは基本『週刊完結』だったからねぇ。



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ご意見などがあれば。
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