元キャラと、ゲームデータ的な変更点。 †
最近のQBR本同様、今回のシギィも『新データではない、英語版からのコンバート』キャラ。
具体的には、"Ursa" Bagbear が元キャラです。
今回の元キャラは Graysea時代の作品、すでにクリティカル対応しています。
ですから丸々翻訳するだけでも良いといいのですが、多少の弱体化修正が行われているようです。
ですが、異端審査官だとか、『神聖術』だとか、いわゆる僧侶的な背景を持つシギィ。
いわゆる『パワー馬鹿』系の怪物系の元キャラを丸コピーするのはさすがにアレなので、良い判断だと思います。
気がついた具体的な変更点は、以下のようなところ。
- 初期体力弱体化。
Bagbear の18に対して、シギィは11。
- LWの『女性キャラ標準』は10なので、それでもややタフですね。
- 修正値を全体に弱体化。
キャラシートの『ワイルドスイングより上』の、一般的な攻撃行動の修正値が、全体に1つ低下。
並みのスイングが+1、並みの突きが+1と、まあ妥当な範囲に収まりました。
- Tacticsが削除。
Bugbearは Luck とTacticsの両方を持っていたキャラでした。
シギィは運/Luckしかもちません。
フレーバー的なコンバート状況。 †
まず、数値的なコンバートが、フレーバー的にもよく効いていると思いました。
元キャラは要は『パワー馬鹿』『体力で耐える鈍重キャラ』だったわけです。
シギィはパワーと体力を削られて『鈍重キャラ』だけが残ってしまったわけですが、
結果的に『戦闘が本職ではない魔法系キャラ』らしいデータとも言えるわけです。
その他、コンバート要素をいくつか。
- 元キャラの、『戦いの雄たけび』で相手をビビらせて武器を落とす行動。
神聖術の『恐怖』に変換されました。
- 『恐怖』だから、QBカトレアには効かないというのが妥当かな。
- 元キャラの、『足元の砂をけり上げて眼つぶし』。
神聖術に返還されました。
- 装備が、微妙に変更されました。
元キャラの『フレイル+スパイク付盾』に対して、シギィは『杖+鎖』になっています。
鎖部分は『盾扱い』で、盾破壊などの対象となります。
少々変則的な武器なのは否定できませんが、スパイク付盾は『一般的な聖職者』にはどーみてもマッチしていないので、まあ妥協できる範囲でしょうか。
- ちなみにこのコンバート、武器と行動との関係がちょっといじられています。
大きなポイントは、『鎖で縛る』12と42。
元キャラでは『フレイルの鎖』で縛るのですが、シギィでは『盾相当の鎖』で縛ります。
つまり、元キャラでは『武器を落としたら』縛ることはできず。
シギィでは杖を落としても縛ることはできますが、逆に『盾相当の鎖』が壊れると、縛ることができなくなります。
気になること&その他。 †
- 上記の『盾扱い』も含めて、武器と行動の対応付けが直観的にわかりづらいのが、弱点といえば弱点かもしれません。
変則的な武器の宿命、ですかね。
- 同じ『神聖術』使いであるメルファとの、微妙な差異。
シギィを見ているとなんとなく、神聖術対応漏れがあるように感じます。
- 具体的には『鎖での束縛』。
メルファでは『神聖術・束縛』だったのですが、シギィの場合『純粋な物理攻撃での束縛』になっています。
まあ『聖なるポーズばっかり』になるのを避けるためだったのかなぁ、なんては思ってます。
ご意見などがあれば。