Q. アルドラがメナスの『呪いのビンタ』を食らった状態で残り体力1です。次のターンアルドラの『石化』が決まりました。この場合『石化』の能力でアルドラが勝ちますか?それとも『呪いのビンタ』の効果により引き分けですか?
A. 引き分けです。
呪いによるダメージと、石化は、いずれも同時に発生します。
上記例では『石化vs呪い』でしたが、『石化vs通常ダメージ』『呪いvs通常ダメージ』でも、ダメージ・石化の適用は同時です。
補足。
ポイントになるのは、『毎ターン1回ダメージ発生』するものは、厳密にはいつ適用されるのかが明示されていないことだと思います。
これに対する友瀬の判断は、
『定期的ダメージは、コメント欄に記述されているものとみなす』という立場です。
例えばメローナの溶解液のコメントに『私は1ダメージを受けます。』というようなものがあると思います。
アレと同列であるという扱いです。
これに対する厳密な公式FAQはありませんが、FBIのFAQにこういうものがあります。
Q. 毒について。毒の効果は、それを受けた手番から始まりますか?それとも次の手番から?
(友瀬補足:毒も通常、毎ターンnダメージを与えるものです。)
A. 特に記載がないかぎり、それが与えられたときから始まります。
毒は何に起因して与えられるかというと、ダメージかコメントによるものです。
それが『与えられたとき』から始まるのであれば、それらの原因と同列タイミングであつかわなければならないと思います。
コメント欄にある記述と通常得点とが同時適用になるのは、LWシステムの原則です。
ご意見などがあれば。
Q. アルドラvsメナスの戦闘が、石化と呪いで相打ちに終わりました。
今回はトーナメントだったので、勝敗を明確に決めなければなりません。
どうすればいいでしょうか?
A.トーナメントの環境次第ではありますが、QBルールブックとHJのFAQから、以下のように処理することをお勧めします。
- 基本は、残り体力が多いほうが勝利です。
石化で負けた場合、体力が1以上残っている場合も多いので、普通は『アルドラの負け』になるでしょう。
- もし双方の体力が同じ場合は、HJのFAQに従い
『お互いの体力を1に戻した状態で再びお互い57ページを開いて対戦を再開します。』
ただし、石化と呪いは、それぞれすべて解除された状態としてください。
補足。
繰り返しますが、これは『トーナメント主催者』が考えておくべきことです。
前述の『お勧め』判定は、トーナメントとしての公平さを考慮した、友瀬の温情を含んでいます。
常識的に考えた場合。
『ゲーム終了までの呪い』は、戦闘が終了した時点で解除されるべきです。
石化は、放置しておいても自動的に解除されることはありません。
QBルールブックでは、相打ちで双方戦闘不能になった場合には『ダメージの少ないほうが先に目を覚ます』、すなわち治療などがなされずに自然回復させる原則と思われます。
この考え方と前述の呪い・石化の振る舞いを考えると、呪いで倒れた側だけが起き上がれるように思います。
つまりこの考え方では『石化側の勝ち』と判定すべきです。
また、別の考え方としては、
『勝者なし』なんだから、2人ともトーナメントから脱落。
この組の勝者と当たるはずだった人は、不戦勝。
そんな判定だってできます。
ご意見などがあれば。