LWシステムをして『ルールが複雑』?
それも一般のお客じゃなく、ゲーム系ライターが?
正直ありえないんじゃないかな、と思った。
Webでも『難しい』ってのはたまに見かけるけど、それってかなり少ないし。
それはなんとなく、
『ボードゲームなんて興味をもってなくて、QBで初めて買った』人の意見なのかな、って思ってたよ。
確かに、ドイツゲーを初めとしたシンプルゲームに比べれば、それなりに面倒な要素はあると思う。
昨今では他に類のないタイプのシステムだから、とっつきは悪いってのもわかる。
でも今のゲーム界の主流の一翼を担うTCGと比べれば、遥かに簡単よ。
そもそも、ルールはA4 1枚も使ってない量。
とても『複雑』とは思えないんだけど。
あれかな。キャラごとの特殊ルールが難しいというのかな?
ご意見などがあれば。
というわけで、今回はイルマ周りで2戦ほど。
- 第1戦:イルマvsシズカ。
第二話のときにも言ったとおり、シズカは『忍者』として扱ってみます。
- 第二話のときのつっこみもれ。
シズカの装備:鎖鎌。
こんなもん、持っているキャラが、そもそもいません(^^;
だから実は、もしシズカを『忍者』として扱うとしても、本当は対応できないんですね。
ただそう言っても仕方ないので、ここは『忍者刀+鎖分銅』で処理したいと思います。
鎖分銅ならば、ギミックとして供給されているので。
- 戦闘本題。
先手を取ったのはシズカ。
イルマに突きを放つ・・・が、イルマ、メイド服を『代わり身』に使ってかわし、そのままシズカの背後へ。
もちろんイルマには『代わり身』なんて技能はない。
また、似たような現象を起こせるカード類も、イルマが使えるLuckには存在しない。
『代わり身』はただの演出として、シズカ突き(14or22) vs イルマサイドステップ(8)くらいだろうか。
- チェイス状態に突入。
逃げるシズカ&追うイルマの図。
第6話のときに言ったように、LWそのものにはチェイスはない。
- イルマ、ジャンプから突き。
それに対してシズカ、代わり身返し。背後を奪う。
忍者にも『代わり身』そのものはないが、『背後に回る』という行動がある:
相手の上段攻撃にあわせると相手の背後に回りこめる。
これとみなす:イルマの上段突き(32)にあわせてシズカ背後に回る(26)。
- すばやく振り返るイルマに対し、シズカ振り下ろし。
服を切り裂かれるシズカ。
スイングの形から言えば、イルマはワイルドスイングをしたと思われる。
シズカダウンスイング(24)vsイルマワイルド(40)か。
確かに致命傷にはならない。
- イルマの喉元に刃を突きつけるシズカ。
しかしイルマ、剣で光を反射し、めくらまし。
ひるんだ隙をついて距離をとる。
・・・こんな行動は、ない(^^;
- イルマ、短剣を引き抜くと同時に投げつける。
シズカ、それを剣で弾き飛ばす・・・が、その隙にイルマ、シズカの背後へ。
シズカ、反応の余地もなく昏倒・・・無茶すんなや(^^;;;
とりあえず、イルマの短剣は普通『受け流す』ことはできない:得点ページを見ている場合、強制的に足命中になってしまうので。
そしてこの流れから、イルマが忍者の背後を取るような行動は、どこにもない。
- ちょっとこのイルマ戦闘は、LW再現には無茶がありすぎですな(笑)
- 第二戦、イルマvsトモエ。
- まず接触戦。
トモエをだまして近づいたイルマ、不意打ちでジャンプ、ダウンスイング。
トモエ、バックステップでそれをかわす。
24vs16で、ごく自然。
- ハチエル降臨、正式に戦闘開始。
雄たけびとともに突っ込むトモエ、二刀を抜いて迎撃するイルマ。
結果、わずかにトモエに負傷演出。
トモエ突撃(50)にイルマの遠距離突き(54)というところか。
これだけだとダメージは抜けないが、トモエのみ胴直撃なので、まあそれなりの結果。
- ひるまず剣を振るトモエ、イルマのスイングと激突。
つばぜり合い状態から、イルマ、短剣で攻撃、トモエの剣を弾き飛ばす。
・・・形としては、イルマ得意の『長剣受け&短剣突き』の流れ。
イルマの下段スイング(2)にトモエのワイルドスイング(40)というところか。
- これ、実戦でも十分ありえるイルマの強み。
実質『黄のみ』の相手に対するイルマ下段スイング(2)は、相手のワイルドスイングには受け反撃、サイドステップにも当たるという、
『グー+チョキ』的な手になる。
- ただしいずれにしても、この状態でトモエが『武器を落とす』ようなケースは、ない。
- 武器を落としたトモエに、イルマ、ラッシュ。
トモエ、数撃はかわすものの、ついにかわしきれずに転倒。
・・・逃げ回る(移動系のみの)トモエがイルマの剣戟だけで転倒することは、カードを含めてもありえない。
バランスを崩すくらいならあるので、その演出というところだろうか。
もしくは、トモエが自らかがみ(20)という判断もある。
どちらかというと後者のほうが、次のキックにつながるので、スマートか。
- トモエの喉元に剣を突きつけるイルマ。
しかしトモエ、キックを放つ。
弾き飛ばされるイルマ。
速度はないにせよ、上段を刺しているイメージで、イルマ上段突き(32)vsトモエキック(34)が、スマート。
- イルマ、立て直して反撃で切りかかる。
そこに、トモエに刀が投げ渡される。
・・・これは、アニメ的演出か。
キックで崩されたイルマが再度攻撃できるように体勢を立て直す時間があれば、トモエが『ひろう』ことは十分可能。
- イルマ、上段スイングvsトモエのダウンスイング。
イルマ『ブラックローズ』を放つも、トモエ、幻のように回避・当たらず。
そのままトモエはイルマの背後を取る。
・・・ブラックローズ==イルマの45/49ページが開かれてしまったら、それをかわす手はトモエにはない。
もちろんそこから背後を取ることも、できない。
この再現も、かなり無理がありそう。
- トモエ、距離をとって高いところから、『奥義必殺風月斬』。
・・・って、反射めつぶしですか(^^;;
イルマvsシズカのほうでも言ったけれど、目潰しなんてのは、ない。
- ともあれ、奥義で飛び込むトモエと、迎撃するイルマ、再び。
イルマ、胴鎧破損&背中に血がとんだあたりから、胴命中。
素直に考えると、トモエ突撃(50)vsイルマ防御(56)というところ。
ここまで無傷だったイルマ、さすがに即負けではないものの、10ダメージ+クリティカル。
戦闘放棄したのも、むべなるかな。
・・・とまあやるだけやったけど。
ちょっと今回のは『イマサン』くらいな感じかなぁ。
戦闘が『代わり身的超回避→背後取り』と『反射光目潰し』ばっかりなのが、悲しいところ。
特に変わり身的なやつは、忍者のシズカはよいとして、百歩ゆずってアサシンのイルマもありえるとしても。
サムライ・トモエがやっちゃ、いかんでしょう。
あと、余談。
- アルドラ。
無傷の配下をいきなり石化。
・・・あの〜、事前ダメージの縛りは?(^^;;
ご意見などがあれば。