日記/2009-11-17
雑記:ジャッキーチェンと御坂美琴。 †
かたやカンフーアクション俳優、かたやアニメな超電磁砲。
ものすごい取り合わせですが(笑)
以前からときどき『作ってみよう』と試みてはボツっている、LWキャラネタにかかわる話。
・・・創作とかLWとかのカテゴリかも。
何をやりたいの? †
ジャッキーチェンについては、人それぞれの印象があると思いますが。
友瀬的にはジャッキーというと『その場にあるモノを使った乱闘アクション』が印象に強いです。
手近にあった椅子を拾い上げ、そのまま掲げ、圧力をかける。
同様に、梯子をポールアーム風に振り回し。
相手の攻撃を受けて壊れたら、さらに自分で壊してトンファー風に加工して。
・・・などなど。
彼に限らず『モノを現地調達して武器にする』っていうキャラは、創作世界にはたくさんいます。
タイトルに挙げた『超電磁砲・御坂』も、そういう要素を持つキャラの1人。
常備している『超電磁指弾用のコイン』とは別に、周囲の砂鉄による『振動剣』、周囲のがらくたによる『防壁構築』。
そういう『武器』調達の実績があります・・・防壁はまだアニメでは使ってないけど。
#2009年11月時点でのアニメ関係での旬、という以上の他意はありません。今のところ(笑)
こういう、おおざっぱに言うと『落ちているモノを使う』キャラ・アクションを、LWシステムではどう実現すればいいんだろう?
そういう話です。
既存キャラにはいないの? †
一応、既存LWキャラにも『落ちているモノを使う』キャラは、何人かいます。
例えば、Zombie や Fire Giantは、落ちている石を拾って投擲武器として使うことができます。
だからこれと同じようにやれば、実現は可能です。
例えば『かがむand/or回避』ページのコメントに、『砂鉄剣を作成してもかまいません。』とつけて。
キャラシートには『砂鉄剣上段(12)、修正値+1』のような、砂鉄剣専用行動を幾つか作っておけばいい。
でもこれには、個人的に抵抗があって、二の足を踏んでいます。
何が気になっているのかというと・・・『使えるモノが必ず近くにある。』という前提。
本来であれば、多分に運の要素がからんでくるはずです。
しかしLWシステムでは原則的に、そういう運の要素はありません:その行動にさえ成功すれば『モノが必ず存在し、必ず拾えて』しまいます。
そして運の要素がない==毎回確実に武器を調達できるとなれば、わざわざ『自前でモノを準備している』キャラの立場がありません。
投擲可能武器を1つしか持たずに苦戦している彼女とか。
前述のZombieやGiantのような『投げる』だけの、いわば『それなりの質量とサイズ』の品であればなんでもいいのであれば、
まだいいです。
石がなさそうな街中・室内でも『その辺の椅子や鉢植えをつかんで投げた』とか、代用物はいくらでもあるはず。
でも例えば御坂の場合、要は電磁気での操作なので、金属であることが必須。
『剣を構築するに十分な砂鉄and/or相当品が近くにあるか?』『防壁を構築するに十分なモノが近くにあるか?』
・・・それなりに、疑問です。
あれ?『運』ってどこかになかったっけ? †
確かに、ファンタジーカードには"Luck"==『運』というカテゴリのモノがあります。
だから、これを使うのは1つの手だと思います。
ただ、これはやっぱり『運ではない、確実に使えるモノ』です。
まあ、これを言い出すとそもそも『ファンタジーカード:Luckって微妙じゃね?』になっちゃうんですが。
例えば御坂の砂鉄剣。
『運が良く、近くに十分な砂鉄があった』というカードを、どう作るべきでしょうか?
カード名:砂鉄剣。コスト: Luck 3pt.。
効果:『身をかがめる(20)もしくは遠距離回避(52)を実施し、得点ページを開かれなかったとき使用できる。砂鉄剣を取得できる。』
・・・これって『運』ですかね。
確かにカテゴリやフレーバーは『運』ですが、ゲーム的には『確実に使えるモノ』。
回数は限られますけど。
つーわけで、悩んでは止め、悩んでは止め。 †
そういう状態です。
こうやって悩んでいると、ゲーマー諸氏からはこういう意見も出るでしょう。
サイコロとかコイントスとか、そういう『乱数発生装置』を使って、本当に運でやればいいのでは?
『運がいいキャラ』なら、例えば『1D6>=3なら使える』など、比較的成功しやすくしておけばいいわけで。
ごもっともではあるんですが・・・友瀬的には、LWシステムでそれは、最後の最後、っていう手段にしたいんですよね。
今が『煮詰まった、最後の最後』の状況でないのか?と問われたら、正直言葉に詰まるのですが・・・
こだわらずにスパッとやってしまえないのが、老害なんでしょうね(^^;;
苦しいところです。
ご意見などがあれば。
- なるほど、考えたい・悩みたいんですね。分かります。。。 -- tokazaki? 2009-11-24 18:35:38 (火)
- その『環境』っていうのが、争点なんですよね。まあ、確かに『考えすぎ・悩みすぎ』だという自覚もあるんですが(^^;
極端なことを言えば、Gargoyle/QBナナエルが『飛行』できるかどうかすら、屋内・屋外という影響を受けたっておかしくないものですが、そんなことは誰も気にしていません。
だから、『砂跌も普通に手に入るんだよ』でも、まるで問題もないわけではあるんです。ですけど・・・ねぇ(^^;;; -- ともせ%管理人。 2009-11-19 22:08:33 (木) - 戦闘時における行動には「自分に優位な立ち居地を求めて移動する」という要素もあるのでそのままかがむで使えるでよいと思います。(砂鉄剣が使える環境で戦闘を行うなど)なので最初の記載の方法で普通に使えてよいと思いますよ。環境がそれを許さない時だけ、「ここには鉄がないので本戦闘では砂鉄剣は使用不可」とすれば万事解決? -- tokazaki? 2009-11-19 21:39:03 (木)
LW豆知識:乱数を使うことも、あります。 †
LWシステムは原則として、サイコロなどの乱数を使わないシステムです。
しかし、純粋な意味での乱数が一切ないか、と言われたら、そんなことはありません。
その辺りについて、ちょっとだけ。
多くのボードゲーム・RPGでは、攻撃のような成功するか否かを確定できないようなケースで、乱数的な処理を行うのが一般的です。
これについては、LWにおいては『運に当たる部分は、細かい駆け引きとして投影』されていると考えるのがいいでしょう。
逆かな。本来『駆け引き』であるはずの部分を、一般的ボード・RPGでは運にしている、というべきかもしれない。
例えば、相手が『ワイルドスイング以外の黄』しか選択できない状況ならば:
『相手が身をかわす(8)かとびすざる(16)か、50%の確率。
だからこっちはスイングか突きで、その50%に賭ける。』
・・・これは『命中率50%』と言えるわけです。
ともあれ、これも『省略と強調』でしょう:
一般的ボード・RPGでは、超戦術的部分を『省略』したのに対して。
LWシステムでは『止まっている相手にだって空振りは起こりうる』部分を省略しているわけです。
しかし、純粋な意味での乱数が一切ないか、と言われたら、そんなことはありません。
2009.Nov 時点で、LWには以下のような『乱数の要素を含むモノ』が存在します。
- サイコロを使うものが、1つだけ存在します。
- Ninja の持つGimmicの1つ、"Sleeping Powder"/春花の術。
この Gimmicの命中を受けた相手は、毎ターンごとに1D6を振り、1の目が出たら眠ってしまい敗北。 - つまり、1/6の確率で起きる『即死攻撃』です。
- Gimmic を命中させるには、Gimmic行動(54,36)を実施して相手の得点ページを開くことが必要。
- 参考:『寝る』確率。
3ターン目までに寝る確率:約42%。
5ターン目までに寝る確率:約60%。
9ターン目までに寝る確率:約80%。
13ターン目までに寝る確率:約90%。
LWシステムでの決着時間を考えると、あまり『決まれば即決』のおいしさはないようにも見えます。
- Gimmic を命中させるには、Gimmic行動(54,36)を実施して相手の得点ページを開くことが必要。
- Ninja の持つGimmicの1つ、"Sleeping Powder"/春花の術。
- コイントスを使うモノが、1つだけ存在します。
- 古い Red Magic の1つ、"Double Vision"/分身の術。
成功すると魔法の効果時間の間、使用した魔術師が得点されるたびにコイントス。
裏だったら『幻を攻撃』したことになり、ダメージは完全無効化。 - つまり、50%の確率でダメージを受けないということです。
- 持続時間は魔法強度によって差があり。
強度『メジャー』では持続時間3ターン。強度『グレート』ではその戦闘中ずっと持続。
ちなみに、近距離魔法(36)では強度『メジャー』までの魔法しか使えず。
遠距離魔法(54)では強度『グレート』以下ならOK:魔力の残量次第でメジャーも選べる。 - 魔法成功した次のターンは一方的に有利な状況のはずなので、まず得点されることはまずない。
これを考慮すると、メジャーレベルは『最大で2ターン』くらいしか効果を発揮しません。
『36を当てる』難易度を考えると、あまりお得ではないかも。
- 持続時間は魔法強度によって差があり。
- 古い Red Magic の1つ、"Double Vision"/分身の術。
繰り返しますが、LWシステムの基本部分には、乱数はありません。
乱数が使われるのは、上述したごく一部の能力・効果だけです。
そしてそれは非常に少なく、たぶん上述した2つだけのはずです。
ちなみにわかるように、そのいずれもが、旧NOVA時代の本。
つまり『古いデザイン』でしか存在していません。
かなり『鬼っ子』には違いないと、言えるでしょう。
ご意見などがあれば。