日記/2008-07-19
2008-07-25 (金) 21:32:01 (4597d)
雑感:超高齢勤労者。 †
EU、録音物の著作権保護を50年から95年に延長
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/17/news052.html
・・・微妙。
っていうか、著作権ってベルヌ条約だと『製作者没後』のカウントだったはずなんだけど。
なんか条件があったのかな?
作者が生きていても権利を主張できない、となると、それはそれで問題のような気がするんだけど。
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ともあれ、これでまた日本の『権利者団体様』がやかましくなるのは、まあ確実か。
だいぶ前にも言ったけど・・・
死んでからも仕送りをしてくれるとは、クリエイターとはなんと勤勉な人たちか(笑)
・・・もちろん皮肉ですよ。
ご意見などがあれば。
LWシステムで格闘ゲー(第17回)。 †
短期集中連載状態、今回で一段落の予定。
さすがにもう、取りこぼしはそうそうないんじゃないかと。
というわけで、今回はかなり『個性』レベルの内容。
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- スーパーアーマー。
通常格ゲーでは相手からの攻撃を受けると、キャラは行っていた行動を中止させられて被ダメージモーションに入る。
だがスーパーアーマー能力を持つキャラは、少々の打撃なら無視してモーションを続行する。
結果、普通だったら『攻撃モーション中に相手の打撃をうけて、攻撃を中断させられた結果一方的に被ダメージ』という状況でも、『食らいつつもこちらも攻撃続行して、相打ち』とできる。
他にも『強制転倒系』の技、例えば足払いなどを食らっても1発なら倒れない、という特質も。
アメコミ系マッチョ==コロッサスやジャガーノートのために作られたような能力で、 その後も『体格and/orパワーで圧倒する』ヘビー級キャラにしばしば与えられている。
また面白いところでは、ゾンビ・幽霊系のキャラに与えられることも:おそらくは痛覚なしという点に注目か。- 余談:『転倒しない』ため、一部の攻撃からはかえって被害が大きくなることにも注意。
具体的には、『多段攻撃、しかし一発当たると転倒』するタイプの攻撃。
普通は『一発当たれば転ぶので、それだけ』『転ばないと、数をたくさん受ける』ということ。 - 攻撃を受けてもひるんだり止まったりしない、という点は、LWシステムでもある程度実現可能。
得点ページの次回行動制限を緩くすれば、それっぽい。
例えば普通『緑と黄色のみ』と指定されるページが『制限なし』になっているなど。
具体的に実装されている例としては、Cold Drake。胴や頭以外への打撃は、ほとんど行動制限にならない。
- ただ、ヘビー級ゆえに『被弾していなくても』行動制限はそれなりに大きいのは事実。
- Hill Trollにも似たような能力がある:暴れる/Enrage系の行動は、それを実施して得点された場合、そのコメントを強制的に上書きすることで『暴れる/Enrage』系の攻撃だけはいつでも実施できるようになっている。
ある意味で、『特定攻撃中は止まらない』格ゲーのスーパーアーマーに非常に近い。 - また、飛行中のQBナナエルも近い。
『飛行中被弾』しても、行動制限は他の『飛行中攻撃成功』系ページとほとんど同じ。
これはおそらく、『飛行ゆえのヒット&アウェイ』を表現しているのではないかと思う。
- 強制転倒しない/しづらいというのも、お行儀は悪いが、不可能ではない。
普通のキャラでは転倒は41ページに割り当てられているが、このページを『転倒ではない』結果にしてしまえば、結果的に強制転倒を受けることはなくなる。
『倒れづらい』レベルにしたいなら、『ナナエルの飛行中2度目被弾→転倒』のような仕組みを作ればいいだろう。
別途(本当の)転倒ページを作成し、41ページでは『このページを見るのが2度目なら、本当の転倒ページへ』というような感じ。
- ただしこのやり方をすると、『41ページへ飛ばすことで転ばせる』ことを考える投げ技でも、転倒しないことになってしまう。
完全にやるのは、難しいねぇ。
- ただしこのやり方をすると、『41ページへ飛ばすことで転ばせる』ことを考える投げ技でも、転倒しないことになってしまう。
- スーパーアーマーのもう一つの側面:一方的な打ち負けをしづらいという効果は、少々実現が難しい。
この部分はLWマトリクスの中に『この組み合わせではこちらが速く、遅いほうの攻撃は止まる』という前提が組み込まれてしまっているため。
例えば一方がダウンスイング(24)、もう一方が上段突き(32)をした場合、32のスピードが速いので24側は一方的にダメージを受ける・・・というのがLWシステムの常識。
スーパーアーマーでは『24側は32を食らいつつもダウンスイングを振り切って、32側にダメージを入れる』ということを実現したいわけだ。
相手側の防御性能に手をいれる必要があるため、素直には無理。- 相手への強制ジャンプ指示を使うことで、一応は可能。
先の例では、32を食らって開くダメージページに『19ページへ行く。』という指示があればいい。
ただしこれは、投げ技の回で説明した『ColdDrake方式』に近いもので、かなりお行儀が悪い。
相手の防御的速度をまるっきりつぶしてしまうのが良くない。 - ファンタジーカードによる対応も可能。例えば・・・
『相手から一方的に得点を受けたときに使用。
直ちに19ページを開き、相手に得点を与える。
ただしその得点から、今回相手から受けた得点を引くこと。』
ファンタジーカードの使用制限と、『直撃された場合には意味が小さい』ような効果でバランスをとろうとしている。
- 相手への強制ジャンプ指示を使うことで、一応は可能。
- 参考までに:すべての技にこの特性をつけるのではなく、部分的につけるという手もあるだろう。
条件付きで行える全力タックルのような行動においてのみ、上記に挙げたような仕組みをいれる感じ。
そうすれば、少々強引な設計でもバランスをとれないこともない。- 前述の通り、Hill Trollの『暴れる/Enrage』系行動はかなりこれに近い。
暴れる行動の実施中は、その結果ノックダウンを含めてあらゆる被ダメージ状態になっても、継続して暴れることができるようになっている。
- 前述の通り、Hill Trollの『暴れる/Enrage』系行動はかなりこれに近い。
- 余談:『転倒しない』ため、一部の攻撃からはかえって被害が大きくなることにも注意。
- 技の盗用。
相手の技を覚えて、そのゲーム中で使用できるようになる。
X-MANvsSF、『接触した相手の能力を奪う』超能力者、ローグのために作られたようなシステム。
彼女は特定の技を相手にヒットさせることで、その相手の特徴的な技を『盗み』、それを使えるようにできた。
例えば『ザンギエフから盗めるのは、スクリューパイル』。
『ダルシムからはヨガフレイム』というように。
- 上記とはまたちょっと違う意味で『盗む』タイプの技に、『相手の飛び道具捕獲』というものがある。
初出はバンパイアのアナカリス、他にはワールドヒーローズパーフェクトでのマキシマム。
飛び道具限定/飛んできたものを受け止める必要/放出回数制限ありなどの条件差はあるが、ある意味で『盗用』といえるだろう。
以前にあげた『飛び道具反射』とは、あまりに使い方が違いすぎる。 - 当然、LWシステム上では、現状存在していない。
実現を考えた場合、この系統の使い方どおり、『盗む方法』と『使う方法』の2段階を考える必要がある。 - 『盗む』行動自体はそれほど難しくない。
そのための行動を用意し、いつもどおりマトリクスを作り、成功ページに『盗みました』とコメントをすればいい。
ローグならば『ダッシュ→つかみ』なので50や24、48、26などにあわせればいい。
アナカリスやマキシマムは防御系なので、56や26などでいいだろう。 - 問題となるのは『使う』ほう。LWシステム上では、再現が非常に難しい。
最大のネックは『盗んだ技の性質を、そのキャラの本上で再現することが難しい』ということ。
例えば『波動拳』を盗んだとして。
それは『どの行動番号に割り当てられる』?
そしてそれを使った場合に『相手が見る本のページ』はどこにすべきなのか?
そのページを開くための『マトリクス』はどうしておく必要があるのか?
更に、その技固有の効果〜例えば強制転倒・ガード不能など〜はどこまで再現する必要がある?
・・・などなど。 - 『盗んだ攻撃』の判定再現方法について。
強引なやり方でよければ、手はあるにはある:行動番号と技の傾向を利用する。
LWシステムでは攻撃は『ダウンスイング』『サイドスイング』『突き』のいずれかの属性を持つ。
そこでこれらの属性を持つ行動、例えば防御系行動3種(44,48,6)をそれぞれ『盗み技』番号に割り当ててしまう。
それぞれの判定で開くページは『技放出』というような丸めた表現で作成。
そしてこれら行動のマトリクスを『一般的・汎用的』判定で作ってしまう。
これによって、波動拳を盗んだら、以後ゲーム中『6』を選択できるようになる、という感じ。
もちろん元の技の番号・判定をそっくり真似することはできないが、似たようなことはできるだろう。 - 実際にヒットさえしてしまえば、これも以前の飛び道具反射の際にも挙げたとおり、『相手の盗んだ技を自分が食らったように判定しろ』というコメントで、アナログ的に対応する手もある。
自分のキャラの特技の効果は、使い手ならば知っているだろう。 - 他の問題として、『どの技を盗めるのか』という点もある。
これもかなり難しい。
ローグを再現するならば、個々のキャラごとに『何を盗めるか』を決めなければならない。
アナカリスのケースでは、『飛び道具とはなんぞや』という定義が必要になるだろう。
- 上記とはまたちょっと違う意味で『盗む』タイプの技に、『相手の飛び道具捕獲』というものがある。
ご意見などがあれば。