日記/2008-03-27

2008-03-27 (木) 22:29:06 (4195d)
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難しいことはわかるが、そこで止まっても。

「日本のコンテンツ、ネットのせいで沈む」とホリプロ社長 (1/2)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/26/news050.html

いろいろ言いたいところも多い記事だが、1点に注目して抜粋&コメント。

堀さんは「コンテンツのデフレスパイラルが起きている」と指摘する。
「例えばテレビの場合、設備投資が増した分、制作費が落ち、番組は横並びになる。しかしスポンサーは数字(視聴率)を求めるから、“分かりにくい番組”が淘汰される。分かりやすく作るからつまらなくなる」 「結果、ニュース番組なのに、肝心のニュースは少しだけで、メインは芸能ニュースやラーメンの情報と、という構成になる。それを見ている消費者団体は『もっといいもの流せ』という。完全なデフレスパイラルだ」(堀さん)
(上記記事より抜粋)

ここがテレビという事業の難しさであり甘えであると思う。

一般的メーカーだって、儲けるために常に努力をしている。
どんなものを作ったって、以前より安く、以前より高性能を求めるのがお客様だ。
部品の原価はどんどん下げないとならない。
売値は上げたい・・・けど単純にそれだと買ってもらえないから、高付加価値を狙う。
各種経費も削りこんでいく必要があるし、上記もひっくるめて設備投資も必須。

これを考慮にいれて上記を省みると、テレビが甘えているのがわかる。
設備投資なんてのはどの業種だってするのよ。
それを理由に生産物の品質を落としていい理由はどこにもない。
品質維持もできないような設備投資をするのは『ただの投資失敗』でしょう。

制作費が減ったから番組は横並び?
原価が下がったからといって品質を落としていたら、売れなくて当然でしょ。

テレビの場合、役者などの人件費が主ゆえに『原価を下げづらい』。
いわゆる売れっ子ほどギャラは高いし。
売れる時間枠・見てくれる人間の量は変わらないわけで、ゆえにどんなにがんばっても『今より多い客がつくことはない』。
広告効果は現状よりも上がる可能性は低く、よってスポンサーだってそうそう増資できまい。
こういう状況で、しかし従業員の給料は当然上がり続けるわけで。
そりゃあ破綻もするだろう。
言い換えると、これが『テレビのビジネスモデルの限界』なのだ。

Webによって広告収入が減ったのは事実だろう。
だから「日本のテレビ、ネットのせいで沈む」というのは成り立つかもしれない。
が、決してコンテンツは沈まない。
『コンテンツはすべてテレビのもの』なんていう思い上がりは、適当にして欲しい。

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