日記/2008-02-07

2008-02-07 (木) 08:55:49 (4211d)
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モバイルSuica不正利用の誤解

今日・・・というか、もう昨日か。
とにかくたまたま話をしていたら、すごい誤解をしている人がいたので。

表題にしたような感じで、モバイルSuicaに絡んでクレジットカードの不正利用が起きてるのは事実です。
ですが、
『そういう事件を知ってるから、俺の携帯にはSuica機能があるけど、使ってないんだ。』そう言っている人がいたので・・・
『違うよ!』、と声を大にして言いたい。

具体的な事象はこちら。
約1年で1000万円――モバイルSuicaの不正利用はなぜ起きた?
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0711/09/news033.html

上記を読まなくてもすむように、今回の不正利用の手口の大雑把な流れを書くと。

  1. どこかからクレジットカードの情報(カード番号・利用者名・有効期限)を不正に取得。
  2. どこかからモバイルSuica対応の携帯を確保。
  3. その携帯に不正取得のカード情報を登録。
  4. その携帯でモバイルSuicaへの入金実施。
  5. そのモバイルSuicaを使って高額商品購入。

・・・という流れ。
わかりますか?
これ、別の言い方をすれば、モバイルSuicaは関係ない、単純な『クレジットカードの情報盗難』なんです。
スキミングとか極端に言えば悪意ある店員さんがメモしたりしてこういう情報を取得すれば、一部のWebサイトでは買い物できたりしますよね?
そういう次元の話。

もちろん、モバイルSuica側にも落ち度はあります。
例えば『カードの暗証番号』とか『3D認証対応』とかすれば、犯人がそもそものクレジットカード情報だけからでは利用ができなくなるので悪用されづらくなるわけで。

とにかく。誤解しないで欲しいことは。
これは『自分がモバイルSuicaを使っていると危険』『使っていなければ大丈夫』という問題ではないということ。

実際、モバイルSuica機能には『カード入金操作のためのパスワード』を設定できる:自分がモバイルSuicaを登録している場合、そのパスワードをいれないと入金できない。
そしてその上、携帯番号がわかっていれば、JRに連絡すればそれのモバイルSuica機能を止めることはできる。
だからモバイルSuica登録してある携帯を落としても、それを悪用されて自分のクレジットを乱用される、という率は低い。

むしろ、自分の携帯のモバイルSuica機能を使っていないと、それを落として&拾われたら、その『空っぽのSuica枠』へ他の人のクレジットカード情報を入れられて悪用される:他人への犯罪の踏み台にされるリスクすらある。

まあ『だからモバイルSuicaを使え』とはいいませんが、なんとなくSuicaだけを悪者にするのは違うな、と思った、という話。


互いにできる道を考えるべき。

「見て欲しい」の本質忘れるな--吉本が語るネット時代の権利者像
http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000055923,20366279,00.htm

いいこと言ってるんだよな。
こういうところが、『某権利者団体』と『本当の権利者』との間の乖離なのかな、と思う。
感心した発言を抜粋引用&友瀬的なコメント。

無料放送である地上波放送をネット上とはいえ有料化することは難しい。マス向けに流したコンテンツはネット上でもタダ、と考えるのがユーザー心理というものでしょう。

(中略)

それから、有料・無料の垣根は難しいところですが、地上波放送終了直後の「見逃し需要」はある程度認める必要があるでしょう。

こういう理解・発言をできるのは、すごい。
某権利者団体は、これをおくびにもださない。
まあ、再放映でもお金を稼ぐ権利はある→放映直後だろうがなんだろうが、再放送されてはたまらん、っていうのはあるんだろうけど。
だけど現実問題として、まったく再放送されない番組は山ほどあって。

 例えば、人気タレントである松本人志のファンが学校にいて、自分が前日に見た番組のVTRを友達に貸す。これが今、ネットを媒介して行われているわけです。その事実に対し、権利者としてどのような立場で臨むべきなのか、難しい問題です。

先ほど申し上げたとおり、立場上、黙って見過ごすわけにはいかない。また、会社事情からすれば、悪意のある映像やソフト販売に際して、不利益を生ずる映像を放っておくこともできない。

しかし、単に「おもしろかったから、皆にみてもらおうとしてアップロードした」というお笑いファンを一方的に悪者扱いしてよいものかどうかは疑問です。

これも同様。
ここでもまさに発言・苦慮しているように、立場上からも、クリエイターとしてからも、アップして欲しくないという事情は間違いなくあって。
でもだからといって、面白かった感動を広めたい視聴者の気持ちを否定しない。

個人的な原則論でいえば、著作権は「創作者」のものであり、それ以外の人が値段をつけ、また権利を行使するのはおかしい。コンテンツは、創った者が一番偉いはずなんですよ、本当は。

あ〜。テレビには苦労させられているんだろうな(笑)

DVDなどソフト販売につなげるとなれば、さまざまな権利をクリアしなければなりません。ダウンタウンの「ガキの使い」の罰ゲームなんて、板尾(創路)の嫁が海外ミュージシャンの曲に乗せて踊った場面を使うためだけに相当な苦労が必要でした。

これはちょっと考えてなかった・知らなかった事実。
なるほど、無条件にDVD化できない理由もあるわけね。
難しい話だ・・・

ともあれ、こういう記事を見るに。
なんていうのかな、動画サイトにもある種のマナー・ルールみたいなものができるといいな、と思う。
例えば・・・

  • 放映後1週間くらいのホットな時期のテレビ番組のアップは、スルー。
    • 『見逃した!』という人のための需要。
    • 友瀬的にも例えば、興味があった新番組の連続ドラマ・アニメについて。
      定期的に見る・録る癖がついていない時間だから、最初の数話のうちに見逃してしまうことがあるわけです。
      そーすると、まだ番組に愛着がわいていないから、すぱっとあきらめてしまう。
      友瀬は今はCS中心に視聴しているので、CSゆえの『再放送の多さ』で拾いなおせている。
      でも現状の一般テレビ放送では、違いますよね。
      ・・・こういう需要を拾えるのは大きいんじゃないかと思うわけで。
  • 連続ドラマ/アニメだったら、1話・2話くらいの『つかみ』の部分は長期的に残すことを認める。
    • まさに広告効果の意味で。
      全話を無料で見られちゃったら、権利者が儲からないんでしょ?
      だけど無数に番組がある今、あらゆる作品を買うことなんてできない。
      『最初の数話を見て、感性が合うなら買って』という、いわば『立ち読み』的な仕組みができると面白いんじゃない?
    • 動画サイトじゃないけれど、例えば友瀬の場合はCSで同じことをやってるわけで。

結局今の著作権周りの争いって、ことテレビ放映番組について言えば、
『権利があるんだ、全部こっちが管理して、とにかく金払え』
『一度無料で出したもの、出回って何が悪い』
・・・的な争いがあるのは事実で。
両方がゆずらなければ動きがとれないんだったら、中間点を探すべきなんじゃないの?と思う。

まあ、友瀬の勝手な思い、ですが。

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