日記/2007-10-27

2007-10-27 (土) 21:57:26 (4348d)
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「お客様は神様です。」

もともとは三波春夫の言葉ですが。
この言葉ほど、立場の違いを感じさせる言葉はないと思っている。

この言葉はまちがいなく真実。
ただし重要な言葉・視点が省略されている。
正しく言うならば、こうであるはずだ。

「何かを提供している身からすると、
 それに対して対価を払ってくださるお客様は、
 神様のようにありがたいものです。」

これが正しいはずだ。
断じて。

「あんたのモノに対して、俺はお金を払ってやる。
 だから俺は、あんたにとってお客様であり、
 神様のように大事に扱え。」

断じて、こんなことを言っているわけではない。

客は、確かに提供者がいなければそのモノを得ることはできない。
だから客は、提供者に対して感謝の意を持つべきだ。
ただし決して卑屈になることはない。
適切な対価を差し出しているのだから。
同時に、提供者も。
たとえ提供者が与えるものがどんなにすばらしいものであったとしても。
「俺がいるからあんたはこれを得られるんだ」
こんな態度をとってはいけない。

提供者は「適切と思える」対価を求め、客は「適切と思える」対価を支払う。
提供した人は、適切な対価を得て。
客は適切なモノを得る。
この時点で彼らは本来対等な、たがいに「ニコニコできる」立場のはずなのだ。

そして、だから問題は。
「相手に選択の余地がないのをいいことに、適切ではない対価を求める」
「相手の弱みに付け込んで、適切な対価を払わない」
・・・相手を省みずに「自分だけがウハウハ」しようとする、そういった行為にある。


あなたは、コンビニで、レジのおばちゃんに。
「ありがとう」とか。
「どうも」とか。
言ったことはありますか?

適切な交換をすれば、基本的に「ニコニコ」できるはずなのだ。
「ニコニコ」させたくれた相手にお礼をいうことは、決して間違いではないはずだ。

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