日記/2007-10-22

2007-10-22 (月) 22:49:11 (4353d)
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あ〜。著作権ネタよりも先に、やっかいな問題がおきちまった。

都施設でポルノ漫画即売会、過去6回開催
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071022i305.htm

要は、エロ本を都の施設で売るなや、ってことですが。

これは、いくらなんでも主催者側が無警戒すぎたとしかいいようがない。
同人誌即売会はあくまで「マンガ家のタマゴたちの発表の場」という大義名分があるから、多少の--というにはあまりに多いですが--18禁本だって、今まではスルーしてもらっていた。
だが、これだけ堂々と「エロ本売るぜ」、それも自らアブノーマルというような条件でやるのは、いくらなんでも。

もちろん、言論の自由・表現の自由があるのは事実。
エロ本だって、自由といえば自由だ。
だが、それはあらゆる行為の免罪符ではない。
繰り返すが、自らアブノーマルというようなものがあからさまに集められたら、 お上や良識派からどういう反応がくるか、予想できてしかるべきだろう。
いわゆる「公序良俗に反する」っていう奴だ。
なにしろ、コンビニに並んでいる「健全な」成人向け雑誌の表紙にすらクレームをつけるような人はたくさんいるわけで。

正直、友瀬的に自分勝手なのは理解しているが、これが今後に飛び火する可能性がでてくるのが怖い。
もともと今一般に出回っている同人誌の多くはいろんなリスクを抱えている。
今回問題になった「エロ本」というのも1つのジャンルだが、それよりも問題になるのがいわゆる二次創作問題。
今回つっこまれた「性描写について(違法とは言わないが)公序良俗に反する」に加え、「著作権的にも(違法とは言わないが)公序良俗に反する」というところにまで飛び火したら、今の同人業界は壊滅してしまう。


・・・っていう感じのことをさ。
「著作権の非親告罪化」ってところで言おうとしてたんだよね(^^;;

現状著作権は親告罪だから、例えば同人誌で有名アニメを無許可でパロディしたって、そのアニメ管理者がつっこまないかぎり、それは罪にならない。
だがもし非親告罪となると、アニメ管理者以外の誰でも、それを訴えて罪にすることができる。
(10/23追記:「非親告」の時点で、誰からも指摘がなくても罪は罪なんだが、現実問題としてだれかがつっこまなければ事実上スルーにはなるだろう)
これが、パロディという創作の場に与える影響は計り知れない。

もちろんね。
今の同人が、100%健全だなんて、友瀬は思っていない。
流行のマンガ・アニメのキャラクターたちがかたっぱしからひどい目にあうような作品が主流で、パロディだとか二次創作だとか言うにはかなりアレなものも多い。
しかもその量たるや、半端なものではなく、恐ろしいお金の動きを産んでいる。
親告罪であるがゆえに、この状態が無法地帯だということに気がついていない人も多いはず。

だが、無法は無法。
結構多くの原作関係者がこう思っているのではないだろうか:
「正直、俺たちの生み出したものが、あんなにされるのは嫌。
 だけど、クレームつけたらネットで叩かれそう。
 それで元作品のほうの商売まで崩れたら、たまらんしな。
 しかたないから黙認するか。」
無法地帯ゆえに、善良な市民(一次創作者)が、アウトロー(無許可の二次創作者)に文句を言えずに泣き寝入りをしている、ということ。
だから、著作権の非親告罪化ってのもわからない話ではない。
「権利者以外から申告」することでも、堂々と阻止できるんだから。

ただ繰り返すが。
これは、もしかしたら生まれるかもしれなかったパロディからの名作をつぶしてしまう危険をもはらんでいる。
権利者には、こういう思考をする可能性だって十分ある。
「これはあきらかに俺らのパロディだよな。
 でもまあ、そんなに悪くはないよな。
 ファンしてくれてうれしいし、宣伝にもなるから、スルー♪」
善良な市民の味方になってくれる、正義のアウトロー登場、ってとこかな。
・・・だが、非親告罪になってしまったら、こういう権利者の思惑とは関係なく。
そのパロディを気に入らない第三者がクレームをつけるだけで、つぶれてしまう。

そんな人はいないって?
今の2chやニコニコ動画を見てみましょう。
どんなにすごい作品にだって、いわゆるアンチの人はいるのです。
(10/23追記:そもそも、会場を貸す側・同人ショップだって「犯罪の手助けはダメ、徹底チェックする。」、そして判断つかずに「怪しきは大事をとってお断り。」・・・というストーリーは十分成り立つ。発表の場を失うのは、事実上死んだも同じ。)

西部劇にだって、融通の利かない保安官もいれば、見なかったことにしてくれる奴もいる。
世界を丸くできるのは、ある程度融通が利く人だと思うよ。


ちなみに、著作権が非親告罪になったら。
友瀬は本気でFBIとかけあうことになるかな:「ろすと」は LostWorlds のシステムを使用するという観点で、 二次創作として扱われると思われます。
システム使用料を払って出す、というネゴをして、ダメならろすとわ〜るずはさようなら。
うまくいったとしても、当然それなりにコストアップするし。

どう転ぶにしても、さすがに英語で契約話をするのはおっくうなので、できればやりたくないですが(^^;;


すべての物語の形は、聖書とシェイクスピアに現れている。

しおみけいこ嬢の言葉をもとに、友瀬微調整。

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