日記/2017-12-11
2017-12-11 (月) 20:33:47 (1222d)
雑記:何を描きたいのかを絞ることが寛容。 †
今期のアニメ「十二大戦」。
決して傑作だとはいいませんが。
友瀬的に『気持ちいい』つくりになっていて、結構評価高いです。
群像劇にありがちな問題を、非常にうまくさばいていると思います。
最近の類似作品だと、魔法少女育成計画にも通ずるかな。
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今期のアニメ「十二大戦」。
決して傑作だとはいいませんが。
友瀬的に『気持ちいい』つくりになっていて、結構評価高いです。
群像劇にありがちな問題を、非常にうまくさばいていると思います。
最近の類似作品だと、魔法少女育成計画にも通ずるかな。
十二大戦を見ていない方のために、かんたんに書くと。
で、友瀬が評価しているのは『殺し屋らしい戦い』になっている、という話。
バトル系作品の主流って、その戦闘をどう立ち回るか、というところの描写になっていることが多いです。
よくある・一般的なバトル作品の展開は、以下のような起承転結になってます。
# 最近のバトル漫画は、1戦中に上記の承・転が何度も繰り返されて『だれる』傾向があるのですが、それは別の話で。
上記のような起承転結、『戦闘』の表現としては確かに妥当ですが。
十二大戦のような環境の場合、ちょっと微妙です。
なぜならば、彼らの多くは『ファイター』ではなく『アサシン』なので。
わかりますよね。
正面からガチでぶつかるファイター同士ではないんです。
一撃で倒して立ち去る、アサシン同士なんです。
実際、「十二大戦」の戦闘では、大体『戦闘になったらほぼ一瞬で』勝負がついています。
例外もあるにはありますが、少なくとも10話(==10人脱落)の段階で長期戦になったのは2戦だけ。
しかもそのうち1戦は『引き分けることで勝つ』戦略の人物が関わる==必然的に長期戦になるもの。
そういう『らしさ』を、友瀬は評価しています。
で。バトル作品で戦闘シーンが短いのに、1話1人となると、残りの時間では何を描いているのか。
答えは『登場人物の過去』です。
どういう経緯で『育って』『名を知られて』『十二大戦に参加したか』が語られる。
別の言い方をすると、十二大戦の各話は。
『当番回のキャラ』を主人公とした、その人物が如何に生きたかを描く話になっています。
『誰にでも理由・背景がある』というのは、群像劇的作品では頻繁に話題になること。
でも、ここに前述の『実戦闘は一瞬』という話が大きく効いてきます。
そう、十二大戦は『バトルものではない』んです。『人間ドラマ』なんです。
多くのバトル作品では、特に長期連載の結果群像劇になってしまったタイプでは、このあたり苦戦するんです。
戦闘の途中で長い回想シーンを織り込んで。
それが終わったら終わったで、長いバトル内駆け引きが繰り広げられる。
1戦闘を終わらすのに週刊連載で1ヶ月異常かかるのがザラ、ってのは、正直どうかと思うわけですよ。
・・・時代が違うといえばそれまででしょうが。
この観点において『リングにかけろ』は参考にすべき作品だと思うよ。
あの敵・味方の『濃い』話は事前にいろいろ描いて。
でも、戦闘パートは基本『週刊完結』だったからねぇ。
ご意見などがあれば。
*Fate/SN[Heaven's Feel]1章
*Fate/SN[Heaven's Feel]2章
*Fate/SN[Heaven's Feel]3章
BD:プリンセスプリンシパルI
BD:けものフレンズ1巻
GB:QB 甲魔忍軍頭領シズカ
雪駄
G:スコットランドヤード