実は公式でも、装備類についてはいろいろな制限がついています。
『女性だけが持てる魔剣』とか『身長4のキャラだけが装備できる防具』とか。
前者は伝承的によくある話ですし、後者は『服のサイズだからしかたないよね』です。
友瀬は、そういう『それっぽさ』を Tactics や Luck にもつけたいと考えて、いろいろやってます。
- 装備によって使用可否を付ける。
- 『オレンジ行動を盾で防御されたとき、その盾を破壊できる』Tacticsカード。
これには『斧でのみ使用可能』という条件を付けています。
- 力づくで叩き割る行動なので、短剣などで使えるのは変だよね、という話。
- 別の例では『鞭&短剣』限定Tacticsの『鞭で転倒させて短剣で追いうち』というような類。
- 生物的特性に起因した使用可否。
- 『飛行能力のあるキャラ』限定で、離陸や迂回行動など、飛行を補助するTactics。
- 例えば『鱗のあるキャラ』限定で、『相手の攻撃が運よく鱗の硬いところに当たって滑る』Luckというもの。
- 前例の飛行に比べれば、『運よく硬いところに当たる』というのは鱗は必須ではないでしょうが。
似たような『運よくダメージが少ない』カードよりは、鱗がある分お得、というバランスの意図。
- そういう意味では、この『鱗』については装備のようなものかもしれない。
- 完全に『そのキャラ限定』タイプ。
- 厳密にいえば、これは上述項目の極端なタイプ、と言えるのですが。
- 例えば『透明人間限定』の、『透明だから不意打ちできる』カード。
『透明だから』という特性故に使えるという意味では、前述の『飛行キャラ限定』に近い。
ただ、『透明』という特性があまりに特殊なため、限定カードにしている。
- 例えば『幻術で武器を作って攻撃』するキャラの、『武器を急にたくさん作ることができる魔法』。
『魔力で剣を飛翔させて斬りつける』キャラの、『特殊な念動術』。
- これも厳密にいえば、似たような技を使えるキャラがいれば共通にできるはず。
- 明示的な制限はしていないが、実用には条件が必要なタイプ。
- 例えば『自分が抵抗能力を持つ攻撃に対して、1回完全防御』など。
- 前述の『飛行必須==飛行がないと使えない』タイプと違い、
このカードは『抵抗能力を参照するが、なくても(意味はないが)使用できる』。
- ろすと1010でまさに作ったのが、『相手の背後を取ったら、今回行動10で行動したとみなして得点できる』カード。
- このカードは誰でも使用できる:例えば『相手の下段突きをサイドステップでかわしつつ反撃』のようなことができる。
- だが、ろすと1010では『合気術行動でも相手の背後を取ることができる』
『抜刀術によって行動10の威力が上げられる』といった理由から、他のキャラに比べるとはるかに使いやすい。
余談ですが。
こういう『それっぽいことは、それっぽいものでしかできない』というのには、たぶんに異論はあると思います。
例えばこれも創作作品では当たり前に、『一見華奢な女の子が、並の男兵士より腕力がある』なんてことがなされます。
いくつかのRPGでは、いわゆる『相当品』ルールで、見た目とデータの乖離が許容されることもあります。
つーか、『ろすと』の各作品だって、そういう感じのところ多々ありますし。
それでも、やっぱりあんまりなことはしてほしくないな〜、なんてのは思うわけです。
このあたり、個人ごとに許容範囲に差があるので難しいところだと思いますが。
ご意見などがあれば。