商売、別にいいのよ。
資本主義の世界では、お金を稼げないと生きていけないですし。
金を稼ぐためにいい『餌』をぶら下げることを、否定する気はない。
ただね。
その作品に、どんな形であれ、愛がないところはダメだと思う。
別にその作品そのものを好きにならなきゃいけない、とは言わないよ。
漫画・アニメが子供だましだ、なんて意見だって、理解はできるし。
だけど、その作品を商売にするっていうことは、
『その作品を愛する人』を相手にするってことで。
その人たちの愛をある程度理解したうえで許容できなければ、
それを商売にしちゃいけないと思う。
ついでに言うとね。
上記に矛盾するところもあると思うけど、残念ながら多くのファンは移り気なんだよ。
漫画・アニメで町おこし、それはかまわんけどさ。
その作品、ほんとに何年も『集客』できると思う?
残念ながら、そんな作品は例外の部類だと思う。
そう考えたとき、『自分たちが愛せない』作品での町おこし。
後悔しないと言える?
繰り返す:別に商売は、いいのよ。
古来商社は、自分が使うかどうかなんか関係なく、売れるものをうまく仕入れ・売るのが技量。
創作物を『鮮度重要な、なまもの』と考えて、短期に売りさばくような商売だってある。
つーかたぶん、今の漫画・アニメ業界はそういう傾向強い。
前述の通り『何年も集客できる作品』のほうが珍しいから、新鮮なうちに稼ぐ方針は間違ってないと思う。
だけどそれは、町おこしでは、期待してないよね?
自分が食べてみて、これは長く味わえるモノだ。
そう判断してから、いろいろやるのはいいと思うけどさ。
そういう意味で、政府の『クールジャパン』なんてのにも、懐疑的な立場。
漫画・アニメをプッシュしようってのはいいけど、何が『クール』だと思っているの?
賭けてもいいね:ほとんどのお偉いさんは、最近の漫画・アニメ作品なんざほとんど見てない。
アトム?ハイジ?フランダースの犬?タッチ?ジブリ系?
良作だということにはおおいに賛同するけど、
それらを今更『クール』と売り込むなんて馬鹿げている。
あ〜。このあたり、友瀬の株式嫌いにも通じるかな。
たぶんに偏見があるのは否定しないけど。
この手の考えを持って・商売している人は、『それらが好きだから商売のタネに』してるわけじゃない。
それらは二の次。
彼らに重要なのは、『周囲が好むか否か』だけなんだよ。
そういう立場の人に好きな場所をひっかきまわされて、
気が付いたらきれいだった野原が荒れ地に・・・なんていうのは、勘弁してほしいよ。
ご意見などがあれば。