日記/2010-08-07
雑記:DoWエキスパンション入手。 †
表記:
- The Last Biplanes
- Revolution in the Sky
以上2作、ふらっと寄った神田・書泉にて、入荷を確認・入手。
・・・気がつくと、FFtS から約1年経ってるんだね。
エキスパンションといっても、カードだけが提供されているスモールパッケージ。
特に翻訳するようなものもなし。
ざっくり概要メモ。
- The Last Biplanes
- タイトルどおり、複葉機のセット。
- 航空機カード、27機分。
- ただしほとんどが Gladiator と Fiat の塗装バリエーションで、機種としてはそれほど多くない。
機種名で5種。しかしそのうち2種はマイナーチェンジレベルで、機種名が違ってもデータは原型機と同じ。
すなわち、実質的な新規機体は3種。
正直、詐欺くさいです(^^;;; - 耐久力は14〜16。
DoW の機体が16〜18くらいなので、被弾1発くらいの差はある。 - 武器火力は 近B/遠A。DoW での最弱データと同じレベル。
- ただしほとんどが Gladiator と Fiat の塗装バリエーションで、機種としてはそれほど多くない。
- 複葉機専用と思われる起動カード『Lカテゴリ』2セット。
- 他の機動カードセットと比べて特徴的な点あり:『90度旋回』。
従来のDoWカードセットでは、旋回は30度or45度だったので、それに比べて格段に曲がる。
これの存在ゆえに、カード枚数も過去機種より多い。 - 移動量はかなり貧弱。
旋回性能の良さもひっくるめて、小回りの利き方はDoWシリーズ最強クラス。
- 他の機動カードセットと比べて特徴的な点あり:『90度旋回』。
- Revolution in the Sky
- 航空機カード17枚。
そしてすべてがI-16のバリエーション(笑)- ただそれでも、機種8、実質データ5種。
Last Biplanesに比べればだいぶマシ。 - 耐久力・火力的には、Lat Biplaneと同レベル。
むしろ初期の機体では、火力が低いくらい。
単葉機とはいえ、時代的には同時期なので仕方ないところだろうか。
- ただそれでも、機種8、実質データ5種。
- 機動カードは、『Kカテゴリ』1、『Jカテゴリ』2の、合計3セットが追加。
全体に速度が遅いけれど、カード傾向的には目新しいところはない。
- 航空機カード17枚。
どちらのセットも、機体速度==移動量が小さいので、狭い戦場では使いやすそう。
ご意見などがあれば。
雑記:電子書籍についてのメモ。 †
電子書籍勉強会で参加者と語り合ったこと
http://ascii.jp/elem/000/000/544/544810/
非常に興味深い記事。
読んでいて、いろいろ思うところのあるフレーズがあったので、乱雑に抜粋メモ&コメントしておく。
以下、太字になっている部分は元記事にもある節見出し。
で書かれている部分は、元記事からの引用部分。
デザインなのか、技術なのか †
「ピカソのゲルニカは10秒見るだけでも伝わるものがある。それに対して小説は数時間かけないと理解することが出来ない。」という小説家の平野啓一郎さんの意見
電子書籍のマルチメディア性に関わる意見。
文と絵の差を書いているが、電子書籍ならば絵と動画、文字と音といった部分までも関わるという話。
これ以降にもかかわるけれど、電子『書籍』とは言っても、すでに一般的な本==視覚情報だけではない世界を視野に入れている人が多いということだろう。
紙の書籍では、「残りページがこんなに少ないのに、まだ解決していない伏線がこんなにある。いったいどんな風な結末を迎えるんだろうか?」という左手(縦書きであれば)の感覚に基づく体験ができる。こういう本の「厚み」をページ数やスクロールバーでではなく、視覚的に表示するような移行期の試みがあってもよいだろう。
これは、ちょっと感心した。
確かに本の『現在位置』については、読んでいるときに意識する。
電子メディアであればスクロールバー類になるんだろう。
上記では『スクロールバーではなく』と言っているけれど、デザイン的にはスクロールバーで十分実現できる。
「(電子版の)WIREDは20MB もある。3Gではダウンロードできない。わざわざWiFiを使い、ダウンロードに時間がかかることを、あほらしいとは思わないのかな?」というホリエモンの言葉
これは、書籍の流通に関わる話。
ファイル/ページの管理形式の話、というべきかな。
Webサイトであれば、ページは1つずつ独立して提供されるから、1枚あたりのサイズは小さい。
電子書籍となると、それをまとめて提供しようとするから、巨大なサイズになる。
個人的にはインタラクティブに必要な分だけダウンロードするようにすればいいと思うけど。
参加者の中にも、「電子書籍をインタラクションの方向で発展させるとゲームとぶつかり、映像の方向で発展させると映画とぶつかる」という意見があった。
このあたりは、何か違う気がするなぁ。
というか、この文章の最初のほうのマルチメディア性と矛盾している気がする。
なんとなく。すご〜くなんとなくだけど。
こういうゲーム・本・映画というような線引は、そもそも忘れてしまったほうがいいんじゃないかな。
小説と映画とが、互いにちがう表現方法ゆえに住み分けしているように。
「マルチメディア」という技術的可能性は、作家1人のクリエイティブコストで制作できる「書籍」という作品形態と矛盾しているのかもしれない
これは、その通りだと思う。
一人でなんでもできるなんて人は、そうそういない。
でも、それも当たり前だよね。
今までの、例えば小説だって。
本文を書く人と、挿絵を描く人とは、別なことが当たり前だった。
「単に今の紙の上での小説の形を、そのままウェブ上に移し替えるだけには止まらないはずで、特に、最初からウェブ上で小説を読み、書く習慣が身についた世代が作家になる頃には、七面倒くさい情景描写をするくらいなら、画像貼った方が早いじゃんと思う人も出てくる」という予測があった。
これは、表現方法の差でしかない。
絵でずばり見せることが、ベストの表現方法とは限らない。
ちなみに・・・この元記事を読んでいて思ったんだけど、さ。
この人たちが語っているモノにすごく近いモノが、日本にはもう20年以上昔から、あるんじゃないかな。
いわゆるアドベンチャー系RPGとか、ヴィジュアルノベルとか言われるモノ。
小説のように文章でストーリーが進み。
その流れは、登場人物の立絵と音(声)によって制御され。
話題中の分岐的入力などの適度なインタラクティブ性を備えており。
専用のイベント絵/動画によって、映像面や『強調表現』が提示される。
そういうモノを触ったことは、ないのかしらん。
いままでの作家が本の重みを利用してハラハラ、ドキドキ感を演出していたのだとしたら、電子書籍時代の作家は外部リンクやBGM、flickrから挿絵的な画像、YouTubeから動画を引用するなどして、「電子書籍」という作品形態にふさわしい表現方法を模索することから始めなければならないのだろう。
電子書籍としてふさわしい表現方法の模索は、もちろん必要だと思う。
でも、引用とかの類は、ちょっと心配。
おーい、著作権はだいじょぶか〜?(笑)
誰が電子書籍を読むのか †
「今の学生は本を読まないし、人の話を聞かない。テレビも見ていない。ところが自分の意見をいうのは大好き」という現役大学教授ならではの若者像
これは、電子書籍云々とは次元の違う問題。
こういう客層では、そもそも本も映画も、他者が公開している情報を見ること自体がないわけで。
文庫小説が1冊で数時間分のエンターテインメントを提供しているのだとしたら、電子小説の読者は数時間かけて読むことに集中できるだろうか。
これは、大丈夫のはず。
極端な話、前述のヴィジュアルノベルの類は、数時間で終わることはない。
十分に面白い作品ならば、それくらいの時間文章を読む人間は、たくさんいる。
・・・もちろん、客層というか年代によっては違う、だろうけどね。
参加者の中には「電子書籍はWebを利用する習慣のない、比較的高年齢層をWebの世界に呼び込むための仕掛けと考えた方が見誤らなくて済む」という意見もあった。
これは、考えたこともなかったことかな。
確かに『文字を読む』という文化自体には、高年齢層のほうが抵抗が少ないと思われる。
落とし穴になりそうなのは、老眼対策かな。
昨今のWeb系は『決まった解像度・決まった大きさでのレイアウト』を意識しがち。
時間の奪い合い †
デジタルネイティブ世代が「紙」というメディアの形態を嫌っているのではなく、本を読むために限りある時間のうちの何時間分も使いたくない、と感じているのなら、電子書籍は過渡期のメディアとして消えゆく運命にある。
これは、一概にそうとも言えない。
というか、もしそれが全てならば舞台は映画やテレビに圧倒されて消えているはずで。
小説の類だって、消え去っていておかしくない。
確かに、本==文字は、絵や動画に比べると読むために労力のいるメディアだけど。
それらとは違う意味で、価値がある。
まあ、かくいう友瀬だって、『小説』となると、それほど読んではいない。
友瀬の場合、娯楽作品というカテゴリではマンガの比重が圧倒的に重い。
それでも小説はゼロにはなってないよ。
ご意見などがあれば。