LWシステムの基本的な思想は、各本の『イラストのあるページ』において、キャラクターの『体勢・状態』を表現する、というものです。
例えば41ページは『転倒』であり、そのページを開かれている人物は転倒しており、そしてそのキャラが転倒状態において実施できる行動が定義されているわけです。
これはシンプルでわかりやすい仕組みなのですが・・・同時に。
LW本に『ページとして存在していない状態』に陥っているキャラクターについて、表現することができないという弱点にも繋がります。
例えば、新しいキャラクター・新しい技によって、相手を『本にない状態』を作り出したいとき。
しかしそういうページがないため、基本に従った方式では、それは実現できないわけです。
そこでLWシステムで選ばれたのは『自分の本のコメントで、直接相手に行動制限する』という対処方法でした。
なんのことかわかりづらいと思うので、具体例:
例えばQBエリナのワイヤーを食らった相手は、『ワイヤーに縛られて、それを解くまで、まともに行動できない』という状態におちいっています。
しかし、普通のLW本の32ページの中には、『ワイヤーに縛られた』なんていうページは存在していません。
そこでこれを表現するために、『QBエリナ本の中で、その技の成功ページのコメント』として、『ワイヤーに縛られたキャラの行動制限』を定義しているわけです。
言い換えると、これは『LW本のページ数』という実装・現実に縛られてしまっている、ともいえます。
実はこのコメント、こう解釈することも可能なのです。
- すべての本には、必ず、以下のようなページがある。
- ページ101: ワイヤーに絡み取られる。
もちろん『ワイヤーに絡みつかれて転倒している』そのキャラの絵が描かれており。
『ワイヤーが絡みつきました。ワイヤーは2ターン後に自動的に解けます。
ワイヤーが絡みついている間、近距離では移動しか、遠距離では茶しか、選択できません。』
・・・というコメントが付けられています。
- ページ103:遠距離/ ワイヤーに絡み取られる。
そして101ページ同様のコメントが付けられています。
- QBエリナの各種ワイヤーページは、以下のようになっています。
- 『近距離ワイヤー』ページには、以下のようなコメントが書いてあります。
コメント:『もし得点のあるページならば、101ページを開く。』
- 『遠距離ワイヤー』ページには、以下のようなコメントが書いてあります。
コメント:『もし得点のあるページならば、102ページを開く。』
どうでしょう?
これで他の、例えば『QBアイリやQBユーミルの足引っ掛け』と同じレベルの、解りやすいものになった思いませんか?
これは同時に、この手の行動制限の危険性も示しているといえるでしょう。
例えば:多くのキャラにおいて、41ページ==転倒ページで行える行動は、移動/Jumpだけです。
しかし中には、転倒状態において移動/Jumps以外の行動を実施できるキャラが存在します。
他の例では:多くのキャラは23ページ==背後を取られているときに行えるのは、黄の行動だけです。
しかし中には、そういう状態でも黄以外の特定行動を行えるキャラは、存在しています。
こういう要素は、キャラ・技の個性といえるわけです。
では・・・『ワイヤーで縛られていても、実施できそうな行動』を持つキャラが、ワイヤーを食らった場合、どうなるでしょう?
現状のエリナの場合、すべてのキャラに共通で『縛られていて移動/Jumpsのみ』となっています。
ですが、『縛られていてもできる、移動以外の行動』が存在する可能性はないでしょうか?
具体的に言えば例えば:
『自爆装置。奥歯にあるスイッチをいれることで、自爆する技。
得点のあるページを開けた相手に対して、固定20ダメージ。攻撃数∞==すべての敵に対して適用される。
ただし、得点や結果に関わらず、自分も固定20ダメージを受ける。』
・・・なんて行動をもつキャラが、ワイヤーで絡め取られたとして。
『自爆』できない理由はあるでしょうか?
例えば、『続く2ターンの間、近距離では移動か自爆しか、遠距離では茶しか、選択できません。』というような、そのキャラなりのワイヤー被捕縛時の行動制限が、どこかに存在しているはずで。
それが例えば『101ページ』にあるよ、というのが理想じゃないかと、友瀬は考えているわけです。
LWシステムは、アナログゲーム==人間が柔軟に判断できる点を利用して、多彩な能力を持つキャラを作り出しているのは、間違いない事実です。
ですが同時に、難しい要素があることも否定できない、という感じです。
ご意見などがあれば。
残念ながら、今のところ友瀬には3Dモデリングの技術はないから、手は出ないけど。
いわゆる『原型師』になるための、あたらしい道ができたことにはなるよね。
ご意見などがあれば。
記事を見ると、『自宅サーバーを運営していること』をNGにしているようにみえるけど。
実際には、『自宅サーバを使って、外国からの通信を中継して、その相手からお金を得ていた』ことが問題:通信中継事業を無届でやっていたのがまずい、ということ。
友瀬のように『自分の発信用』で『他者から通信対価を得ていない非営利運用』の自宅サーバは、これには引っかからない、と。
・・・ニュースは法律の説明をする必要はないけどさ。
やや恣意的な感じを受けたのは、否定できない。
ご意見などがあれば。