例えばどんなに質がいい番組だったとしても、
裏番組により『人気のある』番組があれば、視聴率は下がる。
この視聴率だけを見て『不人気番組』だと判断するのは、間違いだろう。
確かに『裏と比較すれば相対的に不人気』なのは事実。
だが、単に裏が強すぎるだけなのかもしれない。
例えば『ビデオ録画』を考慮していない。
この時点で『一回見ればいいや』番組よりも『すばらしいから録画保存』の番組のほうが不利だ。
例えば、即時性に意味があるニュースは有利なはずなのだ。
テレビ以外の視聴装置、ありていに言ってPCのTVチューナーも、似たような課題に当たる。
『視聴率の調査対象であるテレビ』で見ていなければ視聴率はカウントされないのだから。
そういう意味では、そもそも『複数のテレビ』の存在すら、課題だろう。
最近発達してきた、衛星・ケーブルと言った『地上波』以外の競合も問題。
例えば友瀬はe2スカパーを愛用している:一度使うと画質とか利便性とかで、地上波を見るのは敬遠してしまう。
同じ番組をやっていたとしても、地上波では見ずにCSで見ていることになる。
話題になっているコードギアスなんてのは、まさにこのあたりに引っかかっているような気はする。
友瀬はコードギアス自体は見ていないが、知人やWebの評価を見る限りでは、
どちらかというと『人気のある、好作品』という印象を持っている。
だがその視聴層を考えると、日曜夕方というのはかなり微妙。
外出している可能性はそれなりに高いだろう。
また『休日で家にいる』親たちにテレビを占領されている可能性もある。
そうなればビデオやPC録画がなされ、視聴率には出てこないわけで。
もちろん、『コマーシャルがどれだけ視聴されるか』という指針がほしい人たちにとっては、
『番組そのものの人気』はあまり重要ではないのだろう。
重要なのは『裏よりも視聴される』ことにあるはずで。
モノづくりの人たちがどう思っているかなんてのは関係なく、編成している部分もあるはずだ。
そうでなければ、深夜枠の番組をいきなり昼間に持ってくるなんて暴挙はない。
そういう意味では。
地デジ対応が進むと、これを革新できる道も多少は生まれるのかな、とは思っている。
いろいろと批判はあるにせよ、B-CAS方式により『どんな機器で見ているか』という差は吸収できてくる。
また双方向通信の存在により、視聴率でしばしば指摘されるサンプリング問題も解消される。
具体的に何人がその番組を見ているか、ある程度リアルタイムでチェックすることもできるだろう。
・・・まあ、このあたりは夢物語すぎるとは思っているけどね(笑)
ご意見などがあれば。
- 結局視聴率も『流行のネタ』にされてしまっているのかな、という感はありますね。
ちょっと人気がでるとワッと群がって、すぐに飽きて去っていって、数ヶ月もしたら話題にも出てこなくなる・・・っていうようなのは当たり前で。
一年ドラマなんて、ほとんどないですしね。そういう意味で、一年連載されることも多いアニメ類が評価されないのは、どうかと思ったりもします。
情報・モノが多すぎて仕方ないところなのかもしれませんが、気に入ったものはじっくりと楽しんでいけるような、そういう環境が欲しいと思います。
ともあれ、ご意見ありがとうございました。 -- 友瀬%管理人?
- そうですねえ。30年前とかならともかく、ここ20年ぐらいは視聴率は実質意味ない物になってる気がします。正確な統計としては、サンプル数が少なすぎる気もするし。お金出す人も出してもらう人も、ついでにただの視聴者も、視聴率に縛られすぎてる感じですね。おかげで、視聴率取れそうな安直な番組(人気タレントを並べただけみたいな)が多くなって悲しいです(^^ゞ -- ひっこ?