M:tGにおける『色』の特性 †
まず、1つのお手本として『M:tGのマナ色』の概念を眺めます。
M:tG には赤・青・白・黒・緑という5つの色があり、それぞれ得手不得手が決まっています。
おおざっぱに言うと
- 白は、秩序と光の色。
- 秩序に基づいて、軍隊的な要素や、『一定のルールを与える』ものであるエンチャントとその破壊。
また『双方公平に』影響する効果も多い。
- 光方面から、天使、守護、治療、飛行。
守護の延長からか、戦闘に関連する敵の破壊は得意。
- 赤は、混沌と炎・破壊。
- 破壊の特性として、『物理的なモノ』への直接ダメージや破壊。
- 火の特性ゆえに、例外的に水系統に対しては万能に破壊できる。
- 混沌の特性として、『狙いをそらす』『支配・管理を変えてしまう』などの混乱を引き起こすような効果。
- 青は、水と精神。
- 精神側面で、魔法の打ち消し、取り消し、押し戻し。
- 水の特性ゆえの、火系統に対しては破壊もできる。
- 緑は自然と生命。
- 生命の側面から、単純にクリーチャーが強力。打ち消しなども無視しやすい。
- 自然の側面から、非自然なものの破壊が得意。
- 黒は死と闇。
- 死から、生物に対する直接攻撃が得意。物理的な物は壊せない。
- 病気や恐怖、呪いといった『悪影響を与える』ものも。
これは「できること」ですが、裏返すと「できないこと」という側面もあります。
例えば、死をつかさどる黒は「命を奪う」ことはできても、「命のないモノを壊す」ことはできません。
単純な暴力による赤は、即物的なモノ:生命や工芸品、土地などは壊せますが、魔術・ルールといった形のないものは壊せません。
魔術特化の青は、あらゆる魔術を発生時に打ち消すことができますが、一度成立して場に出てしまったものは壊せません。
LWシステムでは? †
ある程度の制御はあります。
ですが、明確に区別できていない、という雰囲気があるのは否定できません。
- 黄色魔法は、ドルイディックな系統。
- M:tG の緑や白に近く、生物の治療や小動物の使役などが得意。
ですが、非自然なものの破壊とかはできません。
- 紫魔法は、サイオニクス枠。
- M:tGの色に合わせれば、青と黒の両方にいる感じ。
- 精神干渉によって、幻覚や恐怖を与える感じ
- 赤魔法は、ある意味で諸悪の根源。
- Tacticsは、『特定の行動を実施した場合に、状況を変える』系統が多い。
- 例えば『身をかわす(8)』を実施してうまくいったら、それを『背後をとる(8)』に書き換えるような行動。
- Luckは、『(行動に起因せず)特定の結果がでたときに、状況を変える』系統が多い。
- 例えば『得点ページを開いた』ときに使うと『すごく痛い当たり方をしたから+2ダメージ』みたいな感じ。
実は、公式キャラでもこれを目指そうとしたらしき痕跡は、あります。
一部のキャラには、例えば『No.1〜50のLuck』というように、同じLuckというカテゴリ内でも使える・使えないという条件付けをしようとしていました。
まあ、廃止されているんですが(笑)
ともあれ、一応はある程度グルーピングはできているので。
ちょっと特性が暴れている赤魔法について、一部使用禁止をするとかするのが可能性、ですかね。
あと、『赤と紫両方が使えるときのみ使える』ような魔法を作るとか。
ご意見などがあれば。