端的に、事例を挙げたほうが話が早いと思うので、それから行きましょう。
以下のような行動・コメントを持つキャラがいたとしたら、発生しうる問題。
- キャラシート。
- ゲーム本内の任意ページのコメント。
わかりますかね?
ポイントは、上記に含まれる『赤』という文字。
LWシステムでは、キャラクターの行動制限はコメント文章で与えられます。
例えば『サイドスイングが選択できません』と指定されると、キャラクターシートで『サイドスイング』となっているあらゆる行動が禁止です。
この基準に従うと、上記の例では『赤が選択できない』と指定されているので、行動名に『赤』を含む『赤色光線』も制限にひっかかってしまう。
「そのものズバリじゃないから、制限されないのでもいいのでは?」
と思われるかもしれませんが。
LWシステムでは以下のような「部分的な一致」でも影響することになっています。
- キャラシート。
- 『サイドスイング』、『ダウンスイング』、『ワイルドスイング』がある。
- ゲーム本のあるページのコメント。
- 『次の行動で スイング で得点すると+2できます。』
・・・この場合、『スイング』を含むすべての行動にボーナスが付きます。
つまり、サイド『スイング』、ダウン『スイング』、ワイルド『スイング』すべてが影響範囲です。
これを考えると『赤禁止』の状態では『赤色光線』も禁止、といわざるを得ません。
・・・なんとなく、英語と日本語との差に起因する齟齬だとは思います。
英語での本来の趣旨でいえば、おそらくは『単語』で区切るのでしょう。
"Swing"に+2 と指定されているので、Side "swing"はひっかかる、というような。
逆の事例を考えるとすれば、例えば、Swingという単語には "wing"というつづりが内包されていますが。
"No Wing(翼行動禁止)"と言われたときに "Swing"が禁止されるとは思えません。
同様に "No Red(赤禁止)"のときに "Sacred pose(聖なるポーズ)"が禁止されるのも変でしょう。
これから考えれば『赤色光線』内の『赤』を切り出すのも似たような「それはないんじゃね?」ラインですが。
日本語では英語ほど明確な単語の区切りがないので、そこを言い切るのも悩みどころ。
日英問わずキャラの設計として、ここまで意識した『芸術的』設計をしている可能性もゼロではありません。
最終的にはLWシステムの『常識的に考えろ』の世界のように思いますが。
できるならば、意図して回避したいところ。
まあ、行動名にそういう色が含められるのは、いわゆる『技名をつける』ような特徴的な技でしょう。
そういう意味で、HJ版、特に格闘ゲームなどの『元作品の技名』を多用しているQGシリーズでは、ちょっと不安が大きいですね。
おそらくは現状の『ろすと』での影響は小さいと思われます:いちおー暇を見て調べて、もし該当物があればFAQでも作りますかね。
ご意見などがあれば。