以下、整理せずにだらだらと。
現状の本家といえるアークライト版に比べると、以下のようなところが違います。
- 全体を通じて。
- カード裏面は独自です。
スリーブを使うなどしないと、アークライト版と混ぜて遊ぶことはできないです。
- 前述の通り、劇場版で使われたネタがいくつか含まれています。
結果、それがわからないと「これどういうこと?」というものが多少あります。
- ユニット構成。
- いわゆる「戦車」、しかも映像版で出てきたものしか入ってません。
「歩兵」「砲」がいないということ。
- 歩兵や砲はありませんが、HE火力やオーバーラン力など、関連する能力値は元ゲームどおりに存在しています。
データはあるけど使わない、という形です。
- あの世界観での所属表現である「学園艦の識別」が追加されています。
- イベントカード。
- 上記ユニット構成に関わって、歩兵や砲に関わるイベントは一切無し。
- 全体を通じて、いわゆる「テクスチャ張替」がなされています。
- 例えばカード名。元の『煙幕』が『もくもく作戦です!』に、など。
- ゲーム上ないと問題があり、しかし「戦車道」的にダメな要素も、テクスチャ対応されています。
- 例えば元ゲームでの『ヤーボ/急降下爆撃機』は、戦車道的にはありえないですが、
これがないと一発逆転の可能性がすごく薄くなる。
(映画ネタばれ的ですが)「大型砲の間接攻撃」のテクスチャ表現で実装されています。
- テクスチャを超えたアレンジも、一部あります。
- 具体的には『複数ユニットでの同時攻撃』イベント。
元ゲームではユニットの『国籍』が同じユニット群だけが実施できましたが。
本作品では『学園艦所属』が同じユニットでの実施になっています。
- 独自拡張部分。
- 上記までは「削った」「変えた」ですよね。
ここが「増えた」部分。
- 映像版の登場人物の顔を乗せた「コマ」が追加されています。
- ただし、ルール上の使用方法は定義なし。
「各自自由に使ってください」になっています。
「アニメファンをゲームに引き込む」ためのものとして考えると、
あんまり難しいルールはつけたくなかったというのもあるのでしょうが。
正直苦肉の策要素があるのは否めないところだと思います。
ゲームとしての観点で苦しい部分として『重防御ユニット』への対策が少ないことが挙げられると思います。
『重戦車には重戦車で』という意味は、正当な「戦車道」だと思いますが。
打たれ強く、継続的に「防御無視して1のみ」を繰り返せる歩兵や間接砲撃がない。
迎撃で先制できるので重戦車側も積極的に仕掛けづらい砲がない。
ゲームとしては、厳しい部分と言えるでしょう。
ヤーボおよび絨毯爆撃相当はありますが、逆に言えばそれだけ、と言えるわけです。
せっかくつけた「キャラコマ」に意味がないのも、アニメファン側へのアピールの弱さだと思います。
現在のタンクハンターにはコマンダーのルールもあるので、
うまくキャラクター表現も埋め込んで欲しかったな、というところ。
・・・夏ネタで作るかな(笑)
ご意見などがあれば。
- 作られたら購入させていただきます(笑) -- 石倉悟