アニメ/2019年度/冬
2020/1月〜3月枠。
以下、2020/04/3 の暫定版。
相変わらず、まだ全話消化できていないものもだいぶあります。
とりあえず今期は「異世界レビュアーズ」と「防振り」かなあ。
視聴済 †
今期のエロ枠作品:『ファンタジー世界での風俗店』という切り口。
「レビュアーズ」というタイトル通り、上述の風俗店を体験してはレビューを書いている冒険者たちの話。
原作の天原という方はいわゆるエロ同人の人なんですが。
『エッチな/エロい絵を売りにする』タイプというよりは、『話のネタ・発想が面白い』タイプ。
このレビュアーズも、その傾向が顕著にでていると思います。
例えば第一話のネタはエルフ。
他の創作物でもよく語られるように『寿命は数百年、年齢を重ねても若々しい見た目』という特性もちです。
これを人間から見ると『100歳を超えても老けていなくて美人、経験豊富だわエロイわでサイコー!』という評価ですが。
同族のエルフから見ると『100超えなんて親よりも年上だぞ、そんなの無理だわ』だし。
鼻が利く獣人からは『見た目はごまかせても、匂いはダメなんだ。腐ってるぞ』だし。
・・・という感じの、価値観の違いが面白い。
VRMMO方式による『俺つえー』系作品・・・だけど、どっちかというと、ほのぼのコメディ・日常系寄りの枠。
ゲーム初心者の楓ちゃん、友人に誘われてファンタジーVRMMOに初挑戦。
タイトル通りの発想で、『防御寄りの盾職』で『全ステータスを防御に割り振って』キャラメイク。
ソロで街の外に出ると、そのエリアにいる「初心者向けの雑魚敵」では彼女に傷をつけることができず。
でも倒さずに殴られ続けているうちに『一定量攻撃されて無傷だったとき』をトリガーに、更なる防御スキル獲得。
・・・という感じで、『俺つえー』というよりは『なんかうまくいっちゃいました』系統の作品。
という感じで、ゲーム慣れしていない主人公が『天然プレイ』や『奇行』した結果、普通なら取得条件が厳しい・代わりに強力なスキルやアイテムが、ぽろっと手に入ってしまい、運営の予想をも超えてどんどん強くなっていくというのが基本的な展開テンプレ。
最初に挙げた例以外では、例えば『ボスモンスターにソロで挑戦して、初回挑戦で倒せたときのみもらえる超絶アイテム』があって。
こんな条件、普通ならばある程度育ったキャラでやる前提なんだろうけれど、『毒メインのボス』だったため『毒耐性を得ていた主人公』は低レベルで倒せてしまう・・・とか。
ちなみにこういう取得条件も非公開で、まさに『主人公の奇行』の世界。
「俺つえー」「日常系」が割と好きな友瀬、話自体は楽しめました。
ちなみに AT-X では、地上波放映されていないおまけ映像が1〜2分くらいつけられていました。
あくまでおまけ・映像自体は使いまわしなので、AT-X限定といっても視聴制限ではないです(笑)
例えば『次回予告』を、実際の次回映像のダイジェストで作るとか。
地上波でもあった『MMO運営チームがアバターで寸評する』シーンを流用して、イベントごとでの寸評版とか。
ただ、さまざまなゲームをプレイ/デザインしてきた身からすると、もやもやしたのも確か。
あまりにバランスがひどい、という意味で。
主人公は防御力に全振りしているため防御面が強いのはいいんですが、でもそれで攻撃面で何も困っていないんですよね。
『防御極振りで、普通に攻撃力を振っているキャラの攻撃が通らない』バランスならば。
『まったく攻撃力振ってないのに、普通の相手の防御を抜ける攻撃を得られる』のは、システムとしてダメじゃないかな。
別の例でいえば、DEX(器用度)が低ければ相手に攻撃を当てられない、INT(知力)が低ければ魔法系攻撃の威力が上がらない、とかがよくあるバランスですよね。
前述の『ソロでボスを倒す』件も、『飲み込まれたけど、防御力が高くて消化されない』という状態になっているのを許容するとしても。
そのうえで『内側からボスを噛んで・食べて倒してしまう』というのはダメだと思うわけですよ。
その『STRゼロの素手(噛みつき)攻撃が通っちゃダメだろ』という意味で。
まあ、いろいろ努力の跡は見えるので、絶対的にアウトとはいいません。
例えば『毒や麻痺といったバッドステータス攻撃だから、こちらのステータスはあまり関係ない』とか
『広範囲攻撃だから、事実上必中』だとか、配慮はあります。
『主人公の一定範囲にいる味方に、主人公同等の防御力を与える』スキルとかは一瞬バランスブレーカーかと思いきや、
ノックバック(対象を押しやるように動かす)スキルで主人公を動かす==『防御範囲も動く』というような攻略もされる、というような話もよかったです。
伝奇もの、論理パズルもの。一休さんかもしれない(笑)
幼少期に妖怪にさらわれ、彼らの「知恵の神」となったヒロインの岩永琴子は、その知恵を使って「均衡を保つ」守護者となる。
そしてもう1人、彼女が一目ぼれした青年もまた、人知を超えたモノだった・・・
作品の話のテンプレは・・・
(主に妖怪が)ヒロインたちに謎・トラブル解決のための助けを求めてやってくる。
→ヒロインがヒアリング。これはその話を持ち込んだモノに限らず、妖怪や地縛霊などからのものも含む。
→とはいえ、妖怪などの言葉は「そのまま説明できない」ので。
ヒロインが知恵を絞り、その状況を説明できる物語を創作する。
→ある意味ペテンでもあり、そのままでは説得しきれないところもあるので。
場合によっては、もう1人の主人公である青年の特殊能力(ネタバレなので書けない・・・)で、それを無理矢理固定することもある。
・・・というかたち。タイトルは『もっともらしい虚構を推理する』という感じですね。
例えばアニメ2話では。
『女性が殺人をして、沼に死体を捨てた。その際に、奇妙な独り言をつぶやいていた』
→『それを見聞きしていた沼の主(大蛇)が、彼女の言葉の理由を知りたくて、主人公に相談にしてくる』
→『主人公は、たぶんこうだったんじゃないか、という話を想定して主に説明・納得させる』
・・・というようなかたち。
原作は小説。コミカライズありで、友瀬はコミックスで読んだ身。
その友瀬的には十分気に入っていて推したい作品ですが、アニメとしては正直微妙な感じでした。
なんとなく上記でわかると思うのですが、基本「謎解き的論理会話劇」なんですね。
「自由に読み直せる」条件がなくなってしまうアニメの動画・音声とはかみ合わなかったように思います。
例えば『化物語シリーズ』のように、文字でびっしりやるタイプの作品でも十分に面白いアニメはできます。
この演出が理想・それともいいませんが、虚構推理では残念ながら「普通」な感じになってしまった感じ。
心理世界を描く、SF刑事サスペンス。スリラー的なところもあるか。
殺人現場に残された「犯人の残留思念」を元に、「犯人の精神世界(イド)に調査員を潜り込ませ、犯人への手掛かりを探す」というシステムが稼働している世界。
またこの世界では多数の連続殺人犯が存在しており、その犯人達のイドには必ず「ある人物の影」が残っている。
この人物が一連の「連続殺人犯の多発」の原因と踏んで、それを追う人々の話。
「イド」とは、心理学での「本能的な衝動をつかさどる」もの。
大昔のSF映画「禁断の惑星」でも、ある人物の無意識から生まれた「イドの怪物」とかが描かれている。
連続殺人犯が「殺人をすることに快楽を覚えている」ことに紐づいている。
ともあれ、そういう「連続殺人犯の意識」がテーマでありかつ舞台となっている、強烈な心理劇といえる。
クセが強いのは確かだけど、そこそこ面白かった。
現代東京を舞台にした、いわゆる『能力バトル・デスゲーム』系作品。
『ダーウィンズゲーム』という名のスマートフォンアプリを起動すると、強制的にゲームへ参加させられ、同時に特殊能力を与えられる。
以後、『近くにいるゲーム参加者同士での対戦』や『運営が企画するイベント戦』によってデスゲームになる。
これもありがちですが、主人公は巻き込まれ型:すでにゲームをやっていた友人からのコールでデスゲームに参加させられてしまう。
多くのデスゲーム系同様、最終的な勝利条件は現状不明。
デスゲーム自体をリアル世界でやっているので、派手な破壊が起きたりすると隠蔽に苦慮しているところもある。
そういう観点をも含めて、いろいろ謎は多い。
能力バトル好きな友瀬は、まあ楽しく見てました。
ちなみにまったくの余談なんですが。
このダーウィンズゲームの『現代世界』『携帯電話アプリでマッチング』などのシステム、『NOT ALIVE』というコミック(未アニメ化)と非常に似ています。
現代日本の多くの人が持っているデバイスなので、ここを舞台にするとやっぱり似たような感じになるんですかね(笑)
ファッションデザイナーになりたいが、家が貧乏でそんな冒険的なことはできない主人公の少年。
ファッションモデルになりたいが、身長が低くオーディションに落ち続けているヒロインその1。
ファッションデザイナーになりたいが、恵まれた資質からモデルとしての存在しか期待されていないヒロインその2。
こんな3人の『なりたい姿と現実的なハードルとの間で苦悩しつつも頑張る』姿を描いた、ファッション業界ストーリー、かな。
ちょうどこのアニメ化された範囲ぐらいまでは、友瀬は原作も読んでいて。
原作で感じた主人公の「うじうじ感」が微妙と思いつつも、ヒロイン1が好みで見てたんだよね(笑)
でも正直にいって、アニメでなくても良かったかなぁ、という感じ。
よく言えば『原作通りのアニメ化』だけど、悪く言えば『お話としてコミックスを楽しめば十分』というのが近いか。
なんだろう。ファッションもので、ショーのところをもうちょっとうまく演出できればよかったかなー、とかかなぁ。
コミックスでコマ間を脳内補完していた以上の印象がないんだよね。
ゆるキャン△(2017年度冬アニメ)の2期的な作品。5分のショートアニメ。
ゆるキャン△の登場人物たちの日常&小旅行&キャンプの小話。
ゆるキャン△自体がある意味で『小ネタの集まり』形式:
1つのキャンプという「大ストーリー」の中に、小さなエピソードを詰め込んだ感じのもの。
へやキャン△もその意味で『小さなエピソード』なので、特に違和感がなく前作同様に楽しめた。
擬人化動物たちが通う高校くらいの学園を舞台にした、動物面白知識+学園コメディ群像劇的作品。
群れからはぐれた雌狼と、人間の男、男主人公が好意を寄せる人間の女の3人主人公的な構成。
彼らが作った料理部という『群れ』の周辺でおきる様々な出来事が描かれる。
ちなみに擬人化のレベルは男女で分かれていて、「メスは人顔獣耳」「オスは普通に獣顔」な感じ。
ジャンルとしてはかなり奇抜だと思うけれど、存外『新鮮さはない』感じをうけたのが面白い。
どこかのサイトで「汚いけものフレンズ」という紹介があったけど、ある側面で実に的確な指摘(笑)
面白動物知識という意味では、少し前にあった「キリングバイツ」とかにも通じる。
学園モノも、誤解を覚悟のうえで言えば「ありがちな学園モノ」でもあるわけで。
なんかそういう感じで「意外とこの番組独特」というところがないのだ。
ともあれ、安心して食べられる定食的な、佳作、かな。
2019年度春の「異世界かるてっと」からの第二期。
「このすば」「オーバーロード」「Re:ゼロ」「幼女戦記」のキャラを利用したファンディスク的コラボ・ギャグコメディ。
ギャグアニメで、おおむね前作と同じ感じでニヤニヤするタイプの作品。
十分楽しかったです。
ただ唯一の減点として。
第二期となって、新たに「盾の勇者の成り上がり」陣営が追加されたのですが、これの影があまりに薄い。
正直「いなくてもよかったよね」レベルだったのが、残念な感じでした。
「設定大好き妄想少女」「動画を愛する読モ少女」「マネジメントを信奉する少女」という、ちょっと偏った少女たち3人を主人公とした、部活もの。
それぞれが苦悩しながら「部活動:映像研」としてアニメ制作していく。
高校生なんだけど、やっている内容的には『SIROBAKO』にも似た、ガチなアニメ作成現場物語。
話としては面白い、というかいろいろ刺さるところも多かった。
人間、生きていれば必ず「何かを為す」ことは避けられず、その意味でこの作品内で語られることはおそらく普遍的なもの。
NHKらしい『教育的な作品』だとも、思いました。
『ほぼソロサークル』でやっている友瀬には、そういう意味で感じるが多々あったよ。
また、この手の「部活もの」だとごく普通にある、いわゆる友情的な話がほぼないのも特徴か。
彼女たちも作中で「友人ではない、仲間だ」と言っているのですが、そういうちょっと違った距離感で描かれている。
友人ではある。でもそれ以上に「お前だけが・お前が頑張るところなんだ」という線引き・責任感というか。
先のSIROBAKOにも通じるんですが、「友達だから」というような甘い話がないのです。
そういう価値観で、だからこそ、節目節目が熱い。
話としては非常によかったですが、正直、イラストで損をしている:まったくキャッチーじゃないんだよね。
友瀬も最初、それを理由にまよったくらいだし。
あと1年ほどで寿命が尽きるゴーレムと、それが拾った人類の幼女との、旅と成長を描いたロードムービー的作品。
舞台は「種族ごちゃまぜの異世界」「ただし人類はいない」状態の、妖精・精霊たちの世界。
人類もいたにはいたのですが、「他の種族への差別が厳しい」傾向があったために共存きず、対立から滅ぼされている・・・という感じ。
ゴーレムは「感情がない」がゆえに、普通の種族の幼子を保護するのと同じように人間の幼女を拾っていて。
しかし、彼自身が自分の寿命を知っており、自分がなき後の幼女の将来を憂いて「他の人間族に託すために、人間族を探す旅に出ている」という流れ。
すごく直観的に、2017年度にアニメ化されていた「魔法使いの嫁」を連想させる作品でした。
ゴーレムは約1000年生きているが、もともと「森を守る」ものであり、人付き合いや感情という面が非常に弱く。
幼女は幼女なので、好奇心旺盛ではあるが「(対話と協調ができる)人間として」は未成熟。
そういう「人としてちょっとダメ」な2人が「親子」として一緒に旅・生活をすることで、互いに成長していく姿を描いている。
という感じで、世界間・設定は結構ハードで「約束された別れを描く」ものですが、だからこそ「ほのぼのと進む」シーンが多く。
派手さはないし、ある意味でどんでん返しも少ない、安心してみられる作品だと思います。
竜がいる世界で、宮崎駿風の『プロペラで飛ぶ船』に乗って竜を狩って生計を立てている竜捕りたちの生き方を描くドラマ。
リアルに合わせると「捕鯨を生業にしている人たちの、船や港での生活」みたいな感じになるか。
上記背景の都合上、狩りのシーンはいわゆるバトル的だが、基本的には日常系。
登場人物は多く群像劇の一面もあるが、いわゆる当番回以外の人はそこそこの顔出しのみなので、普通に見られる感じ。
友瀬は原作コミックも多少読んでいて、そこそこ楽しみにしていました。
幼いころにキャンプ場で出会い、『一緒に星を見つけよう』と約束した2人の少女が、高校で再会。
『地学・天文部』を舞台にした学生生活を過ごすうち、だんだんと本気でその夢をかなえようとしていく。
タイトルに反して「恋する」という要素はほとんどない。
共学校だけど女の子しかいない、ゆるい日常・部活もの。きらら枠。
地学部としてはものすごくまじめにやっている感じがしました。
視聴済、今期では未完結の継続中作品 †
アニメとしては、「超電磁砲S」から実に約6年ぶりの続編枠。
今期は、以前からときどき顔だけ出していた「記憶と感情を操作できる能力者・食蜂操祈」をキー人物にすえた事件シリーズ。
友瀬はコミカライズでおおむねの話を知ってるんで、下手なこと書けなくてアレだな(笑)
とりあえず、これを書いている4/10時点で「それまで下衆なキャラとして描かれていた食蜂の秘密」がちょっとずつ見えてきた、という感じか。
ちなみに時間軸的には「大覇星祭」の話なので「とある魔術の」アニメ2期ころの話。
・・・という注釈をつけないとならないのは、正直「とある」シリーズの弱点だと思う。
つーか、これもしばしばいう『ダメな群像劇』にはまってるわけですよ。
一応(現時点では書けない)理由もあるとはいえ、この状態で「3分だけある当麻のシーン」とかはテンポを崩す以外の何物でもないわけです。
「あの」まどかマギカの世界観を採用したブラウザゲームの、アニメ化。
2019冬の1クール放映されたけど話としてはかなり途中なので、2クールものなのかな。
友瀬はブラウザげーをやっていないので、アニメでどこまで反映されているかはわからないですが。
「数話かけて1つのエピソードをやる」という構成になっていたので、これがゲームでの「イベント」に該当してるのかなー、とか思いながら見ていました。
作品としては、やはり「あの」世界観を用いた、理想と裏切りの物語、かなぁ。
一応、前作での「魔法少女としての末期」については新たな道が示されているのですが。
それもまた「新たな地獄」の気配もする、いろいろ不穏な感じは相変わらず。
ドキドキしながら見ていますが、正直心臓には悪いです(笑)
ちなみに、「まどかマギカ」でのヒロインたち数名もゲストとして参加してます。
ゲストなので基本「1話だけでてきて、ちょっと絡んで、去っていく」立場なんですが。
・・・スタッフ、マミさんに悪意ありすぎだろう、コラ(笑)
いや、ある意味で前作から「不幸の象徴」の側面は多々あるけどさぁ。
『企業が闘技者を雇って行う、裏世界の賭け試合』という世界観を背景にした、 『男塾』や『刃牙』といった『嘘うんちくを伴った』バトル作品。
『男塾』『刃牙』というキーワードで、もう説明不要じゃないかな(笑)
友瀬的には満足です(笑)
視聴済、レビュー未記載。 †
一部見てはいるけど、視聴未完了 †
インフィニット・デンドログラム
はてな☆イリュージョン
プランダラ
へんたつ
録画してあるけどまったく見れていない枠。 †
推しが武道館いってくれたら死ぬ
ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。
魔術士オーフェンはぐれ旅