アニメ/2018年度/秋
作成中ですがとりあえず。2018年9月〜12月期。
今期は、「ゾンビランドサガ」と「となりの吸血鬼さん」かな。
ああ、「ゴブリンスレイヤー」と「RELEASE THE SPYCE」も捨てがたい。
交通事故にあった女子高生、意識が戻ったらゾンビになっていた!
謎のプロデューサに指示されるがまま、佐賀を救うために他のゾンビ娘たちと共にアイドル活動を始める。
・・・『番組開始3分でトラックにはねられる』というとんでもない演出も含め、ギャグテイストあふれるアイドルもの。
タイトルの『サガ』は、いわゆる『伝説的物語』と、『佐賀県』とのダブルミーニング。
ゾンビゆえのシュールさや、プロデューサの異常なテンションなど、好みが分かれる部分はあると思うけど。
大筋としては、時間を超えてよみがえったという背景からのジェネレーションギャップをうまく描いた好作と思う。
例えば面白かった例が『撮影会』に起因した話:いわゆる『チェキでの撮影会』なんだけど、昭和世代のゾンビは『チェキ』を知らない。
で、説明していくと『ああ、ポラロイドカメラでブロマイド作成ね』という、確かにそうなんだけどちょっとずれた理解につながる。
タイトル通り、街に住んでいる吸血鬼の少女(360歳)がいて、そこにホラー好きの女子高生がやってきて出会う。
その後のさまざまな交流を描く、女の子たちのご近所コメディ。
いわゆる日常系の作品なんだけど、「吸血鬼」ならではの話がまぎれこんでくるのが面白いところ。
キャラ配置的には『わりと常識人な吸血鬼』と『どちらかというとアグレッシブな、押しかけ同居の女子高生』がメイン。
なので『女子高生の行動に、吸血鬼が振り回される』図が多いかな。
ちなみに「吸血鬼の少女」は『日光に当たると灰になる』『流水を渡れない』『鏡に映らない』といった、わりと本格的な吸血鬼特性持ち。
見かけ上は少女だが実年齢は360台ということも含めて、少女なのにびっちり学校モノにはならないです。
あと、現代に生きる吸血鬼、という観点でも面白かったかな。
「食器を洗うのが(流水なので)嫌だったが、食器洗浄機ができて楽になった」
「ネット通販で、血液はもちろんさまざまなものが買えるので、日中で歩く必要がなくなった」
「サイン本収集の趣味があるから、そのときは頑張って外出するけど、夏は大変」
「みんなで服などを買いにいくが、自分では選べない(自分は鏡に映らないから、似合うかわからない)」
というような.。
個人的に、結構好きな作品。
一言で言ってしまえば、
『ある父子家庭が雇ったお手伝いさんは、超人的に有能でありながらデリカシーゼロのメイドさんだった!』
・・・という作品。
少女と仲良くなりたくて甲斐甲斐しく働くメイドと、それを『うざい』と(他にも理由はあるんですが)拒絶する少女、
そういう衝突が巻き起こす、どたばたコメディ。
アレだ、反抗期少女と過干渉な母親、みたいな感じの『ウザさ』に近いと思う。
タイトルは『少女視点』ということになりますが、作品としては少女とメイドのダブル主人公的。
すごく個人的ですが、『仮面のメイドガイ』を連想した作品。
『メイドガイ』からバトル・セクシー要素を抜いてロリ萌え方向にした感じ?(笑)
なぜか海から魚が消えてしまった。困った日本は、宇宙にいけすを作ってそこで漁をするようになった。
そういう世界で『宇宙漁師』を目指す少女たちの物語。
同名のブラウザゲーとのタイアップアニメ。
ストーリー内でも『漁は3人チームで』とか『1人1人に守護神アプリがつく』とか、実にブラウザゲー再現っぽいです。
舞台も尾道で、そっちとも組んでるんだろうけど・・・この世界観ってご当地的にはどうなんだろう(笑)
世界観はかっとんでるけど、話の内容自体はわりとオーソドックスな日常系&部活系、ですね。
『4:44、異世界への扉が開く』というコマーシャルが流れていた、これもブラウザゲータイアップアニメ。
ここでいう『異世界』はパラレルワールドで、主人公たち5人の女子高生がこれに巻き込まれていろいろ体験・冒険する。
異世界転生モノの、またちょっと特殊なバリエーション、といえるかな。
完全に転生するわけでなく、おおよそ2話でいったん元の世界に戻る、その区切りごとでのキャラ当番制。
特に、パラレルワールドに行った際にその5人のうち4人は普通に『異世界に行く』んだけど、
(当番といえる)1人だけは『その異世界にいる自分の立場に入ってしまう』、という設定が独特で面白かった。
いわば『ちょっと違う自分に転生した』かたちなんだけど、状況途中に放り込まれるので話が転がりやすい。
例えば、『異世界の自分は、明日結婚式をする予定』という状態だったために、いきなり当事者としてフィアンセと話すことになったり式前のどたばたにまきこまれたりと。
そういうパラレルワールドの1つ1つを破壊していく存在ってのがいて、それとの争いの要素もあるけど、正直アニメ作品としては微妙に感じた。
ブラウザげーとしては必要な要素なんだろうけど。
作品としては正直佳作だと思うけど、正統派SFとして面白かった。
タイトルからも予想できる『時間跳躍』要素の絡む、近未来のSF。
ディジィというロボットが一般的な未来、主人公・デリダはディジィ供給企業の1開発者。
すったもんだの末、コールドスリープして10年後に目覚めると、そこは暴走したディジィによる荒廃した世界だった。
で、デリダにはなぜか『過去を垣間見・介入して、歴史を変える』力が発現していて。
それを使って何とか世界を変えようと頑張る。
・・・ターミネーターとか、シュタインズ・ゲートとか、そんな感じですね(笑)
ラストも『最初の選択のところに戻って頑張る』、シュタインズ・ゲートに近い感じ。
現代日本の高校を舞台とした、日常、百合もの。
超常的な要素がない、純粋なストーリー作品。
恋をしたことがない・恋にあこがれている主人公。
今まで誰にも理解してもらえなかった彼女、同じように『ときめいたことがない』という女性先輩を見て『初めての同類!』と喜んだところ。
その先輩が、なんと『彼女にときめいて』しまう・・・というのが第一話。
つまり状況的には『人としては頼りになるけど、恋愛感情を持てない相手から好意を持たれた』状態で過ごす学園生活モノ。
普通に男女でも成り立たないことはないけど、百合的作品特有の距離の近さが独特かな。
つーか、ぐいぐい押されて崖から落ちそうというか落ちているというか(笑)
とはいえ、全体としては淡々としていて、ものすごく盛り上がるという感じではないけど、友瀬的には嫌いじゃない。
主人公がその先輩と初めて出会ったとき、彼女はバニーガールの恰好をしていた。
しかし、主人公以外の誰もが、彼女の存在に気付かなかった・・・
という感じで始まる、青春時代の不安定な少年少女が引き起こす、藤子不二雄的『少し不思議』なSF枠。
友人と話していたことだと『化物語』にも通じるかも。
『化物語』が伝奇的な側面の色濃い作品だったのに対して。
『青春豚野郎』はどちらかというと『病気としての超能力』という感じ:精神面で不安定な少年少女のこころが「不思議な現象を引きおこす」。
で、その現象は量子学などSF方面で有名な言葉・現象をモチーフにしているのが特徴。
例えば最初のヒロインである先輩は『観測されないと生死を特定できない、シュレディンガーの猫』をモチーフに。
「無視された」ことをきっかけに、だんだんと『周囲から観測されない・忘れられていく』少女を描くストーリーだった。
友瀬的には佳作、かな。
悪くはない・むしろ良いほうだけど、熱狂的になるほどではない、
高校生チア部を舞台にした、ほのぼの系部活もの。
正直、印象が薄いんだけど、しかたないかな:
「春休みにチアを知る」「入学してチア部に入ろうとしたら、なかった」「じゃあ作ろう!」
「同級生のあの子、春休みにやった人だ!誘おう!」→でも断られる。
・・・みたいな、ある意味テンプレ的な展開が多かったのが印象なんだよね。
主人公の源モモは、ひょんなことから「陰から街を守る正義の集団・ツキカゲ」に参加することに。
世界を支配しようとする謎の組織を相手に、活躍するツキカゲ。
だが、秘密のはずのツキカゲの情報が「内通者」から漏洩していく。
彼女たちの運命は?!・・・みたいな感じ。
タイトルの「Spice」は、「密偵」と「香辛料」の両方を含むダブルミーニング。
ツキカゲの切り札が「摂取すると一時的に肉体強化できる香辛料」で、これを使ったスパイアクション、というタイトルにひっかけていると思われる。
バディ・スパイ・アクションの007的・・・なんだけど、女の子スーパー戦隊アニメ、という感じが近い。
特に規模感が・・・「世界征服はまず練馬から」みたいな、すごいんだけどなんか小規模というのが、特撮ヒーローモノっぽい。
タイトル通り、ジャンヌ・ダルクをヒロインにした、百年戦争を舞台にしたパラレルワールド的空想活劇。
『妖精』『錬金術』が実在する世界で、物語の過程でジャンヌは『賢者の石の力で短時間超人化』できるようになるが、
そのためには主人公が分泌する『エリクシール』を摂取する必要がある。
ええ、もちろん経口分泌/摂取ですよ。
そんな感じなので、登場人物やシチュエーションは歴史にある程度準じてますが、展開は全然ちがいます、はい。
ちなみに主人公モンモランシは、現実の『ジル・ド・レェ』です。
Wikipediaによると、彼の本名は『ジル・ド・モンモランシ=ラヴァル』とのことで、そのまんまだったようです。
友瀬はこの本名を知らなくて、途中で気づいてなるほど、と思った次第です。
確かに『ジャンヌの側近』で『後年、錬金術に手を染めた』人ですしね。
タイトル通り:『ゴブリンを狩る』ことに執念を燃やす男を中心とした、ファンタジー群像劇。
多くの創作作品でのゴブリンの扱いは『最弱級のザコキャラの1種』。
この価値観自体はこの作品でも同様なのですが、それはあくまで『一般的冒険者にとって』『少数なら』ということ。
普通の街の住人はもちろん、駆け出しの冒険者にとっては十分な脅威だし。
『力and/or知恵のある個体』が生まれれば、ちょっとしたベテランにとっても強敵となりうる。
そしてまずいことに『ザコ』という認識から、大規模な討伐はされづらいため、そういう『危険な群れ』がしばしば生まれている。
そういう世界観の元、『初心者パーティや村がゴブリンたちによって全滅』というような事件もあり。
主人公たちチームも、実にしばしば『大ピンチ』に陥る。
また、世界観的には、古典的名作のWizardryに近いのが面白いところでした。
実際Wizでは序盤はゴブリン相手だってやられておかしくないですし。
以下、今期から始まった複数クールモノ。
異世界転生・「俺つえー」無双モノ。方向性としては『個人が強いだけで満足しない』、国造り系。
確かに『スライム』に転生するんだけど、正直タイトル詐欺。
実際には『食べたモノの能力を得る』コピー系能力と、『わりと何でも知っている』膨大な知識、そして各種の耐性とを持っていて。
しかも出現場所には膨大な魔力源があったため、それを吸収してスーパーキャラ化しちゃっている。
どれくらいすごいかというと、1話の時点で『世界を滅ぼすから封印された竜』を(実質的に)吸収しちゃっている。
国造り的なのは今までにあんまりないタイプなので、楽しんではいますが。
正直、いろんなところで『他者に対する敬意がない』感じで、友瀬的にはもやもやすることが多いです。
VRMMO(没入型のゲーム)をメイン小道具としたシリーズ作品のアニメ新作。
主人公キリトがリアルで襲撃され、その治療の一環でVRMMO空間で生活する羽目になる、という状況からの話。
SAOは『ゲームと生死』とをストーリーの根幹に置いているシリーズで。
12話までみたところで思ったのは、今回は『人工知能的なモノの生命』が題材、かな。
まだ途中だし、これ以上踏み込むとネタバレ一直線なので、これくらいで。
また同じ原作者の『アクセルワールド』につながる様々な技術・事象がでてきているのが特徴的かな。
今作でキリトが住むことになるVRMMO世界は『リアルよりも時間の進み方が速い』:ゲーム内での数日がリアルでの一瞬のような。
これはまさにアクセルワールドの『加速世界』設定に通じる。
SAOでも、アインクラッド編最後からよく語られる『システムを超えた意志の力』についても、
『心意』という言葉で説明されるようになる:これもアクセルワールドで使われていた用語。
以下、複数クール、今期で完了するもの。
ある意味でキン肉マンに通じる、『漫画的誇張を楽しむ格闘系作品』シリーズ。
このシリーズは、5人の囚人:きわめて強い者たちが『敗北を知りたい』という動機で、刑務所を脱走して日本に来訪、バキたちと戦う、というもの。
ある意味で『5人が敗れるまでを描く』、約束された敗北の戦いの記録、ともいえる。
ちなみに友瀬、原作も読んでいるんだけど。
このシリーズは『導入は最高』なんだけど『敗北を知りたい』という課題設定で苦戦した、と思っています。
つーか、作者自体があきちゃったのか、後半に行くほどしょぼい負け方になるんだよね。
あと、『群像劇にありがちな失敗』感もある。
というわけで、残念ながら高得点は付けられず (^^;;
以下作成中。
閃乱カグラ 東京妖魔編
ひもてはうす
ガイコツ店員本田さん
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない
ご意見などがあれば。